Hiện Furigana
平和条約交渉 日ロ首脳会談で進展図れるか見通せない状況
2016-12-03 20:28:31

岸田外務大臣は、ロシアのラブロフ外相と会談し、今月の日ロ首脳会談に向けた詰めの協議を行い、北方領土問題を含む平和条約交渉の進展を目指すことで一致しましたが、日ロ両国の立場には隔たりがあり、首脳会談でどこまで進展が図れるかは見通せない状況です。
岸田外務大臣とロシアのラブロフ外相との会談は、3日、モスクワで行われ、今月15日と16日に安倍総理大臣の地元の山口県などで行われる日ロ首脳会談に向けた詰めの協議を行いました。
昼食も含めると2時間半余り行われた会談で、両外相は、安倍総理大臣が提案した8項目の経済協力プランの具体化など、首脳会談の準備状況を話し合い、経済や人的交流、科学など、幅広い分野で協力を拡大させることなどを確認しました。
一方、焦点となっている北方領土問題を含む平和条約交渉について、両外相は交渉の進展を目指すことで一致しました。
岸田大臣は共同記者会見で「真剣かつ突っ込んだ議論を行った。大切なのは、双方の立場の隔たりを克服し、双方が受け入れ可能な形で北方四島の帰属の問題を最終的に解決し、平和条約を締結することだ」と述べました。
これに対し、ラブロフ外相は「両国の原則的な立場を近づけることは容易ではない。複雑な状況だが、問題の解決に向けて前に進める用意はある」と述べたうえで、日ロ関係を全面的に発展させていくことが解決の道筋だという考えを示しました。
また、ラブロフ外相は記者会見で、北方領土での共同経済活動に関連して、最近の首脳会談で安倍総理大臣が何ができるか検討したいという考えを示し、プーチン大統領が前向きに反応したと説明しました。
岸田大臣は日本時間の4日未明、帰国の途につきました。
そして、帰国後、2日のプーチン大統領との会談の際、託された親書を安倍総理大臣に手渡すとともに、一連の会談の内容を報告することにしています。
今回の岸田大臣の訪問も踏まえ、日ロ両国の間では、首脳会談に向けて引き続き調整が行われますが、北方領土問題を含む平和条約交渉をめぐる立場には隔たりがあり、首脳会談でどこまで進展が図れるかは見通せない状況です。
昼食も含めると2時間半余り行われた会談で、両外相は、安倍総理大臣が提案した8項目の経済協力プランの具体化など、首脳会談の準備状況を話し合い、経済や人的交流、科学など、幅広い分野で協力を拡大させることなどを確認しました。
一方、焦点となっている北方領土問題を含む平和条約交渉について、両外相は交渉の進展を目指すことで一致しました。
岸田大臣は共同記者会見で「真剣かつ突っ込んだ議論を行った。大切なのは、双方の立場の隔たりを克服し、双方が受け入れ可能な形で北方四島の帰属の問題を最終的に解決し、平和条約を締結することだ」と述べました。
これに対し、ラブロフ外相は「両国の原則的な立場を近づけることは容易ではない。複雑な状況だが、問題の解決に向けて前に進める用意はある」と述べたうえで、日ロ関係を全面的に発展させていくことが解決の道筋だという考えを示しました。
また、ラブロフ外相は記者会見で、北方領土での共同経済活動に関連して、最近の首脳会談で安倍総理大臣が何ができるか検討したいという考えを示し、プーチン大統領が前向きに反応したと説明しました。
岸田大臣は日本時間の4日未明、帰国の途につきました。
そして、帰国後、2日のプーチン大統領との会談の際、託された親書を安倍総理大臣に手渡すとともに、一連の会談の内容を報告することにしています。
今回の岸田大臣の訪問も踏まえ、日ロ両国の間では、首脳会談に向けて引き続き調整が行われますが、北方領土問題を含む平和条約交渉をめぐる立場には隔たりがあり、首脳会談でどこまで進展が図れるかは見通せない状況です。
ソース:NHK ニュース