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北陸新幹線 敦賀・大阪間のルート 来週中に絞り込みへ
2016-12-05 11:34:40

北陸新幹線の福井県の敦賀から大阪までの区間をめぐっては、福井県小浜市を通って京都駅に南下する「小浜・京都ルート」、京都府北部の舞鶴市を経由して京都駅に向かう「舞鶴ルート」、滋賀県の米原駅で東海道新幹線に合流する「米原ルート」の3つが候補になっています。
5日は、関係する自治体を招いて意見のヒアリングが行われ、石川県の谷本知事と滋賀県の三日月知事、それに大阪府の新井副知事が出席しました。
この中で、石川県の谷本知事は「小浜・京都ルート」について、運営主体であるJR西日本が支持している意味は大きいとしたほか、隣り合う福井県と富山県も支持していて、北陸で足並みをそろえることが重要だとしたうえで、「小浜・京都ルート」を支持する考えを初めて示しました。
一方、滋賀県の三日月知事は、これまで支持を表明してきた「米原ルート」について、想定される工事期間が最も短いのに加え、事業費も最も安く、費用対効果も3つのルートの中で最も優れているとして、引き続き、支持する考えを示しました。
大阪府の新井副知事は、ルートの選定は国に委ねるとしたうえで、年内に確実にルートを決定し、早期に着工することを要望しました。
与党の検討委員会は、5日で自治体や運営主体のJR西日本など関係者からのヒアリングをすべて終え、今後、来週中をめどにルートを絞り込むことを目指します。
5日は、関係する自治体を招いて意見のヒアリングが行われ、石川県の谷本知事と滋賀県の三日月知事、それに大阪府の新井副知事が出席しました。
この中で、石川県の谷本知事は「小浜・京都ルート」について、運営主体であるJR西日本が支持している意味は大きいとしたほか、隣り合う福井県と富山県も支持していて、北陸で足並みをそろえることが重要だとしたうえで、「小浜・京都ルート」を支持する考えを初めて示しました。
一方、滋賀県の三日月知事は、これまで支持を表明してきた「米原ルート」について、想定される工事期間が最も短いのに加え、事業費も最も安く、費用対効果も3つのルートの中で最も優れているとして、引き続き、支持する考えを示しました。
大阪府の新井副知事は、ルートの選定は国に委ねるとしたうえで、年内に確実にルートを決定し、早期に着工することを要望しました。
与党の検討委員会は、5日で自治体や運営主体のJR西日本など関係者からのヒアリングをすべて終え、今後、来週中をめどにルートを絞り込むことを目指します。
石川県知事「JRの意向大きい」
石川県の谷本知事は検討委員会のあと、「県内ではどのルートを支持するか意見が分かれているが、知事として年内のルート1本化を求めておきながら、ルート選定は検討委員会に丸投げするのは無責任だと感じた。決断は難しかったが、運営主体であるJR西日本の意向は大きいと考え、『小浜・京都ルート』に賛成することにした」と述べました。
大阪府副知事「ルートは国に委ねる」
検討委員会のあと、大阪府の新井副知事は記者団に対し、「ルートの決定は国に委ね、とにかく早期に大阪までつないでもらいたい。費用については決められたルールどおりに負担するが、事業費の抑制を図ってほしい」と述べました。
滋賀県知事「今後も必要な説明していく」
検討委員会のあと、滋賀県の三日月知事は記者団に対し、「米原ルートが最も投資効果が優れていることが国の調査でも追認され合理性がある。県として伝えるべきことはこれまでに申し上げたし、まだ課題は残されているので今後も必要な説明をしていく」と述べました。
ソース:NHK ニュース