Hiện Furigana
日ロ首脳 共同経済活動で実務者レベル検討指示の見通し
2016-12-13 10:07:36
15日、日本を訪れるロシアのプーチン大統領に同行する政府高官は、NHKなどの取材に応じ、日ロ両首脳は、今回の会談で北方領土での共同経済活動をめぐって互いに受け入れ可能な方法を実務者レベルで検討するよう指示を出す見通しであることを明らかにしました。
15日、日本を訪れるロシアのプーチン大統領に同行する政府高官は、日ロ首脳会談を前にNHKなどの取材に応じました。
この中で、政府高官は、今回の首脳会談で両首脳が北方領土での共同経済活動について話し合い、互いに受け入れ可能な方法や条件について、実務者レベルで検討するよう、それぞれの外務省に指示を出す見通しであることを明らかにしました。
北方領土での共同経済活動について、ロシア側は、自国の主権の下で行うという立場を崩しておらず、一方の日本側は、ロシアの法律の下で行われるとロシアの主権を認めることになりかねないとして慎重な姿勢を示しています。
こうした立場の違いから、政府高官は「かなり難しい課題で、交渉が成功するか確信をもてない」とも述べました。
また、首脳会談では、「国境を接したサハリン州と北海道の間でのビザなし交流について話し合う用意がある」として、ロシア側で北方領土を管轄するサハリン州へのビザなし交流を可能にするための話し合いを行うことを明らかにしました。
これまで船を使ったビザなし交流で北方領土を訪れていた北海道の人たちが、サハリンを経由して飛行機でも行くことができるようにするための措置を検討するものと見られます。
さらに、北方領土問題の解決を含む平和条約の締結に向けては、「60年前の日ソ共同宣言では、平和条約を締結したあとに、歯舞群島と色丹島を引き渡すことについて議論するとされている」と述べ、条約締結が優先されるという立場を繰り返し、ウクライナ情勢をめぐって日本がロシアに制裁を科す中での平和条約の締結は「意味がない」としました。
今回、プーチン大統領には、ラブロフ外相のほかシュワロフ第1副首相やオレシュキン経済発展相、ノバクエネルギー相など、経済担当を中心に合わせて9人の閣僚が同行する予定だということで、ロシア側として経済協力をより重視する姿勢を見せています。
この中で、政府高官は、今回の首脳会談で両首脳が北方領土での共同経済活動について話し合い、互いに受け入れ可能な方法や条件について、実務者レベルで検討するよう、それぞれの外務省に指示を出す見通しであることを明らかにしました。
北方領土での共同経済活動について、ロシア側は、自国の主権の下で行うという立場を崩しておらず、一方の日本側は、ロシアの法律の下で行われるとロシアの主権を認めることになりかねないとして慎重な姿勢を示しています。
こうした立場の違いから、政府高官は「かなり難しい課題で、交渉が成功するか確信をもてない」とも述べました。
また、首脳会談では、「国境を接したサハリン州と北海道の間でのビザなし交流について話し合う用意がある」として、ロシア側で北方領土を管轄するサハリン州へのビザなし交流を可能にするための話し合いを行うことを明らかにしました。
これまで船を使ったビザなし交流で北方領土を訪れていた北海道の人たちが、サハリンを経由して飛行機でも行くことができるようにするための措置を検討するものと見られます。
さらに、北方領土問題の解決を含む平和条約の締結に向けては、「60年前の日ソ共同宣言では、平和条約を締結したあとに、歯舞群島と色丹島を引き渡すことについて議論するとされている」と述べ、条約締結が優先されるという立場を繰り返し、ウクライナ情勢をめぐって日本がロシアに制裁を科す中での平和条約の締結は「意味がない」としました。
今回、プーチン大統領には、ラブロフ外相のほかシュワロフ第1副首相やオレシュキン経済発展相、ノバクエネルギー相など、経済担当を中心に合わせて9人の閣僚が同行する予定だということで、ロシア側として経済協力をより重視する姿勢を見せています。
ソース:NHK ニュース