Hiện Furigana
島根沖 漁船転覆 死者は2人に 夜を徹して捜索
2016-12-15 10:49:20

14日に島根県の海で漁船が転覆し、乗組員1人が死亡8人の行方がわからなくなっている事故で、15日、海底で見つかった船の中から、2人が意識のない状態で見つかりましたが、このうち59歳の機関長の死亡が確認されました。海上保安本部は夜を徹して捜索を行うことにしています。
14日、松江市からおよそ2キロの海で鳥取県岩美町の田後漁協に所属する底引き網漁船「大福丸」が転覆し乗組員9人のうち1人が死亡し、8人が行方不明になっています。
第8管区海上保安本部によりますと、15日の捜索で現場付近の深さおよそ45メートルの海底で横倒しになった状態の大福丸が見つかり、その後、船内から2人が意識のない状態で相次いで見つかったということです。
2人はヘリコプターで鳥取県境港市にある海上保安本部の基地に搬送され、このうち、ひとりは機関長の吉田靖さん(59)とわかりましたが、死亡が確認されたということです。海上保安本部はもうひとりの身元の確認を急いでいます。
これまでの調べによりますと、大福丸はズワイガニ漁の途中で、エンジンのトラブルで動けなくなり、仲間の船にえい航されていたところ転覆したということです。海上保安本部はまだ見つかっていない乗組員らの海上からの捜索を夜を徹して続けることにしています。
第8管区海上保安本部によりますと、15日の捜索で現場付近の深さおよそ45メートルの海底で横倒しになった状態の大福丸が見つかり、その後、船内から2人が意識のない状態で相次いで見つかったということです。
2人はヘリコプターで鳥取県境港市にある海上保安本部の基地に搬送され、このうち、ひとりは機関長の吉田靖さん(59)とわかりましたが、死亡が確認されたということです。海上保安本部はもうひとりの身元の確認を急いでいます。
これまでの調べによりますと、大福丸はズワイガニ漁の途中で、エンジンのトラブルで動けなくなり、仲間の船にえい航されていたところ転覆したということです。海上保安本部はまだ見つかっていない乗組員らの海上からの捜索を夜を徹して続けることにしています。
運輸安全委員会の調査官が現地視察
今回の事故を受けて派遣された国の運輸安全委員会の調査官3人は15日、鳥取県境港市にある境海上保安部と県の現地対策本部を訪れました。
そして、捜索の状況について説明を受けたほか、大福丸が所属する漁協の組合長や当時近くにいた仲間の船の乗組員などから聞き取りをしたということです。その後、3人は現場の海域が見える松江市の美保関灯台を訪れて捜索の様子を視察しました。
運輸安全委員会の吉田茂樹船舶事故調査官は「事故当時は大しけに近い波の中で船がえい航されていたようだ。転覆した原因の究明にあたりたい」と話していました。
そして、捜索の状況について説明を受けたほか、大福丸が所属する漁協の組合長や当時近くにいた仲間の船の乗組員などから聞き取りをしたということです。その後、3人は現場の海域が見える松江市の美保関灯台を訪れて捜索の様子を視察しました。
運輸安全委員会の吉田茂樹船舶事故調査官は「事故当時は大しけに近い波の中で船がえい航されていたようだ。転覆した原因の究明にあたりたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース