Luyện đọc
Hiện Furigana

ノロウイルス 遺伝子いでんし異変いへん感染かんせんリスク増大ぞうだい

2016-12-21 02:51:31

avatar
play
おおきな流行りゅうこうになっているノロウイルスは、遺伝子いでんし複数ふくすう変化へんかがおきて、ヒトへの感染かんせん危険きけんせいたかまっているおそれのあることが国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょなどの調査ちょうさでわかりました。過去かこ感染かんせん免疫めんえき獲得かくとくしたひとでもかかりやすくなっている可能かのうせいがあり、専門せんもんは、ども中心ちゅうしん流行りゅうこうが、今後こんご大人おとなにも拡大かくだいし、食中毒しょくちゅうどく多発たはつなどにもつながるおそれがあると注意ちゅういびかけています。
ノロウイルスは、はげしいおう吐おうと下痢げりなどの胃腸いちょうえん引き起ひきおこすウイルスです。感染かんせんりょくつよく、乳幼児にゅうようじ高齢こうれいしゃ場合ばあい脱水だっすい症状しょうじょうなどをこして入院にゅういん治療ちりょう必要ひつようになることもあります。

国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ北里きたざと大学だいがくなどの研究けんきゅうグループが、こんシーズン、全体ぜんたいななわり以上いじょうめる「GII.」というタイプのウイルスをくわしく調しらべたところ、遺伝子いでんし変化へんかがおきていることがわかりました。変化へんかは、ヒトへの感染かんせんりょくかかわる部分ぶぶんでおきていて、グループによりますと、過去かこ感染かんせんし、免疫めんえき獲得かくとくしたひとでも感染かんせんしやすくなっている可能かのうせいがあるということです。同様どうよう変化へんかは、いちぜろねんまえ平成へいせいいちはちねんにも確認かくにんされ、感染かんせんしゃさんか月かげつかん推計すいけいさんぜろぜろまんにん以上いじょうにのぼるだい流行りゅうこうがおきています。

国立こくりつ感染かんせんしょう研究所けんきゅうじょ木村きむら博一ひろかず室長しつちょうは「現状げんじょうども中心ちゅうしん感染かんせん大人おとなにも拡大かくだいし、調理ちょうりなどを通をつうじて食中毒しょくちゅうどく多発たはつすることもかんがえられる。特別とくべつ治療ちりょうやくはないので、まずは感染かんせん拡大かくだいふせぐため、どものおう吐おうとぶつ便びん適切てきせつ処理しょりしたり、手洗てあらいを徹底てっていしたりするなどの対策たいさくってほしい」とはなしています。
ソース:NHK ニュース