北朝鮮きたちょうせん キム委員いいん長ちょう ＩＣＢＭ発射はっしゃ実験じっけん準備じゅんびは最終さいしゅう段階だんかい

北朝鮮きたちょうせんのキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうは、ことしの国政こくせい運営うんえいの方針ほうしんを示しめす演説えんぜつで、ＩＣＢＭ＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんの準備じゅんびが「最終さいしゅう段階だんかいに入はいった」と述のべ、アメリカ本土ほんどを攻撃こうげきするための核かく・ミサイル開発かいはつの技術ぎじゅつが向上こうじょうしているとアピールする狙ねらいがあると見みられます。

北朝鮮きたちょうせん国営こくえいの朝鮮ちょうせん中央ちゅうおうテレビは１いち日にち、キム・ジョンウン朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうが、ことしの国政こくせい運営うんえいの方針ほうしんを示しめす演説えんぜつを放送ほうそうしました。

この中なかで、去年きょねん１月いちがつと９月くがつの２に回かいの核かく実験じっけんと相次あいつぐ弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんで、北朝鮮きたちょうせんが核かく強国きょうこくになったと主張しゅちょうしたうえで、ＩＣＢＭ＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんの準備じゅんびが「最終さいしゅう段階だんかいに入はいった」と述のべました。

そして、アメリカと韓国かんこくによる軍事ぐんじ演習えんしゅうが中止ちゅうしされないかぎり、「核かく武力ぶりょくを強化きょうかし続つづける」と述のべ、引き続ひきつづき核かく・ミサイル開発かいはつに力ちからを入いれていく考かんがえを強調きょうちょうしました。

北朝鮮きたちょうせんは、去年きょねん４月しがつにＩＣＢＭのエンジンの燃焼ねんしょう実験じっけんに成功せいこうしたと明あきらかにしたのに続つづき、９月くがつには事実じじつ上じょうの長距離ちょうきょり弾道だんどうミサイルエンジンの燃焼ねんしょう実験じっけんを行おこなったと発表はっぴょうしていました。

北朝鮮きたちょうせんとしては、今月こんげつ、アメリカでトランプ政権せいけんが発足ほっそくするのを前まえに、アメリカ本土ほんどを攻撃こうげきするための核かく・ミサイル開発かいはつの技術ぎじゅつが向上こうじょうしているとアピールする狙ねらいがあると見みられます。

また、韓国かんこくに対にたいしては、「制裁せいさいと圧力あつりょくで北きたと南みなみの関係かんけいを最悪さいあくの局面きょくめんに追い詰おいつめた」として、パク・クネ（朴ぼく槿恵めぐみ）大統領だいとうりょうを非難ひなんし、ことし行おこなわれる大統領だいとうりょう選挙せんきょを見据みすえて揺ゆさぶりをかける狙ねらいもありそうです。

ソース：NHK ニュース