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津波被害の小学校の新校舎 高台に完成 宮城 東松島
2017-01-09 08:52:49

東日本大震災の津波で被害を受け、仮設の校舎で授業を続けていた宮城県東松島市の小学校の新しい校舎が集団移転先の高台に完成し、9日、落成式が行われました。
新しい校舎が完成したのは、宮城県東松島市の宮野森小学校です。津波で被災した校舎から600メートルほど離れた、海抜およそ30メートルの高台に出来ました。
落成式では阿部秀保市長が「6年生が卒業する前に、新しい校舎で学んでもらおうと完成を目指し、努力してきました。この校舎は復興のシンボルです」とあいさつしました。そして、子どもたちが校歌を歌って完成を祝いました。
このあと、子どもたちが「森の学校」と名付けられた真新しい校舎に入り、スギやヒノキなど合わせておよそ5000本の木を使った校舎内を見て回りました。仮設校舎にはなかった体育館やプール、それに遊具がある広い校庭も備えられ、これまで音楽室と共用だった図書室も独立しています。
6年生の女の子は「広くてきれいでとてもうれしいです。学校の中で迷いそうですが、校内を探検しながら卒業までにたくさんの思い出を作りたい」と話していました。
宮野森小学校の相澤日出夫校長は「すばらしい校舎が完成し、感謝しています。地域の復興に向けて、いい学びの場にしていきたい」と話していました。小学校では10日、新しい校舎で3学期の始業式が行われます。
落成式では阿部秀保市長が「6年生が卒業する前に、新しい校舎で学んでもらおうと完成を目指し、努力してきました。この校舎は復興のシンボルです」とあいさつしました。そして、子どもたちが校歌を歌って完成を祝いました。
このあと、子どもたちが「森の学校」と名付けられた真新しい校舎に入り、スギやヒノキなど合わせておよそ5000本の木を使った校舎内を見て回りました。仮設校舎にはなかった体育館やプール、それに遊具がある広い校庭も備えられ、これまで音楽室と共用だった図書室も独立しています。
6年生の女の子は「広くてきれいでとてもうれしいです。学校の中で迷いそうですが、校内を探検しながら卒業までにたくさんの思い出を作りたい」と話していました。
宮野森小学校の相澤日出夫校長は「すばらしい校舎が完成し、感謝しています。地域の復興に向けて、いい学びの場にしていきたい」と話していました。小学校では10日、新しい校舎で3学期の始業式が行われます。
保護者からは喜びの声
震災の発生から6年近くたって新しい校舎が完成したことについて、保護者からは喜ぶ声が相次ぎました。
6年生の女の子の父親は「完成が間に合い、仮設ではない校舎で卒業できるのでよかったです。この校舎で子どもたちがどんなことを学ぶのか、授業参観の日が楽しみです」と話していました。
津波で自宅が被災したという6年生の男の子の母親は「去年11月には家も完成しました。家も学校も復興していい年になりそうです」と話していました。
5年生の児童の母親は「小学校は子どもたちにとってふるさとのような存在だと思います。地域の復興のシンボルにもなってほしい」と話していました。
6年生の女の子の父親は「完成が間に合い、仮設ではない校舎で卒業できるのでよかったです。この校舎で子どもたちがどんなことを学ぶのか、授業参観の日が楽しみです」と話していました。
津波で自宅が被災したという6年生の男の子の母親は「去年11月には家も完成しました。家も学校も復興していい年になりそうです」と話していました。
5年生の児童の母親は「小学校は子どもたちにとってふるさとのような存在だと思います。地域の復興のシンボルにもなってほしい」と話していました。
「6年間、仮設のままで卒業させたくない」
新しい校舎が完成した宮野森小学校は、震災の津波で大きな被害を受けた旧野蒜小学校が別の小学校と統合して出来ました。旧野蒜小学校は、津波の被害で校舎が使えなくなったため、これまで仮設校舎で授業を続けてきました。
新しい校舎が完成したのは、東松島市の野蒜駅周辺に造成された高台で、この地区では震災後、山を切り崩した高台に学校のほか住宅地や駅など、まち全体を移す大規模な事業が進められてきました。
土地の造成や引き渡しは去年11月に終わり、ことし夏の入居を目指して、災害公営住宅などの整備が進められています。
市によりますと、新しい校舎の完成は「6年間、仮設のままで卒業させたくない」という思いから、3学期の開始に間に合うよう工事を急ぐよう努めた結果だということです。
新しい校舎が完成したのは、東松島市の野蒜駅周辺に造成された高台で、この地区では震災後、山を切り崩した高台に学校のほか住宅地や駅など、まち全体を移す大規模な事業が進められてきました。
土地の造成や引き渡しは去年11月に終わり、ことし夏の入居を目指して、災害公営住宅などの整備が進められています。
市によりますと、新しい校舎の完成は「6年間、仮設のままで卒業させたくない」という思いから、3学期の開始に間に合うよう工事を急ぐよう努めた結果だということです。
ソース:NHK ニュース