Hiện Furigana
強制わいせつ容疑の元区役所職員 個人情報不正入手か
2017-01-11 08:41:00

女性への強制わいせつなどを繰り返していたとして起訴された東京の中野区役所の元臨時職員が、区内の女性が住むマンションに侵入したとして、警視庁に再逮捕されました。元臨時職員は区の住民情報基盤システムで、この女性の個人情報を閲覧していた疑いがあり、警視庁は立場を悪用していたと見て調べています。調べに対し、黙秘しているということです。
再逮捕されたのは、去年まで東京の中野区役所の区民サービス管理部で、臨時職員だった高橋健一郎容疑者(29)です。
警視庁の調べによりますと、高橋容疑者はおととし11月までのおよそ1年間に、区内で1人暮らしをしていた20代の女性が住むマンションの部屋のベランダに3回にわたって侵入した住居侵入の疑いのほか、区の住民情報基盤システムに接続し、この女性の個人情報を閲覧したとして、区の個人情報保護条例違反の疑いが持たれています。
高橋容疑者は、区内で1人暮らしをするほかの5人の女性に強制わいせつなどを繰り返していたとして、すでに起訴されていて、警視庁が自宅のパソコンなどを調べたところ、今回の事件の女性の個人情報などが見つかったということです。
また、およそ50件の女性の個人情報が保存され、起訴された事件で被害にあった3人の女性のものも遭ったということです。
警視庁は、高橋容疑者が立場を悪用していたと見て調べています。
警視庁によりますと、調べに対し、黙秘しているということです。
警視庁の調べによりますと、高橋容疑者はおととし11月までのおよそ1年間に、区内で1人暮らしをしていた20代の女性が住むマンションの部屋のベランダに3回にわたって侵入した住居侵入の疑いのほか、区の住民情報基盤システムに接続し、この女性の個人情報を閲覧したとして、区の個人情報保護条例違反の疑いが持たれています。
高橋容疑者は、区内で1人暮らしをするほかの5人の女性に強制わいせつなどを繰り返していたとして、すでに起訴されていて、警視庁が自宅のパソコンなどを調べたところ、今回の事件の女性の個人情報などが見つかったということです。
また、およそ50件の女性の個人情報が保存され、起訴された事件で被害にあった3人の女性のものも遭ったということです。
警視庁は、高橋容疑者が立場を悪用していたと見て調べています。
警視庁によりますと、調べに対し、黙秘しているということです。
中野区長「厳正に対応を」
中野区によりますと、高橋容疑者は、マイナンバーカードの交付などの担当をしていて、住民の個人情報が閲覧できる住民情報基盤システムに接続するためのIDとパスワードを持っていたということです。
このシステムでは、中野区の住民の氏名や住所、それに生年月日などが閲覧できるということです。
中野区の田中大輔区長は「区民の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけする事案であり、心からおわび申し上げます。捜査に協力するとともに、区としても事実関係を調査し、厳正に対応してまいります」とコメントしています。
このシステムでは、中野区の住民の氏名や住所、それに生年月日などが閲覧できるということです。
中野区の田中大輔区長は「区民の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけする事案であり、心からおわび申し上げます。捜査に協力するとともに、区としても事実関係を調査し、厳正に対応してまいります」とコメントしています。
相次ぐ公務員などの個人情報不正入手
大量の個人情報を扱う公務員などが、職場のシステムを悪用して個人情報を不正に入手する事件は各地で相次いでいます。
去年6月には、松山市の40代の元職員が、およそ13万人分の市民の名前や住所などの個人情報のデータが入ったパソコンを愛媛県内の会社に提供したとして、市の個人情報保護条例違反の疑いで警察に逮捕されました。
去年7月には、日本年金機構静岡年金事務所の60代の元契約職員が、機構が保有する女性の個人情報を私的に利用する目的で不正に入手したとして、独立行政法人の個人情報保護法違反の疑いで警察に逮捕されました。
おととし6月には、東京・大田区の納税課に勤めていた40代の職員が、区のシステムを不正に操作し、知り合いの女性やその家族の個人情報を閲覧していたとして、区の個人情報保護条例違反の疑いで警視庁に逮捕されました。
去年6月には、松山市の40代の元職員が、およそ13万人分の市民の名前や住所などの個人情報のデータが入ったパソコンを愛媛県内の会社に提供したとして、市の個人情報保護条例違反の疑いで警察に逮捕されました。
去年7月には、日本年金機構静岡年金事務所の60代の元契約職員が、機構が保有する女性の個人情報を私的に利用する目的で不正に入手したとして、独立行政法人の個人情報保護法違反の疑いで警察に逮捕されました。
おととし6月には、東京・大田区の納税課に勤めていた40代の職員が、区のシステムを不正に操作し、知り合いの女性やその家族の個人情報を閲覧していたとして、区の個人情報保護条例違反の疑いで警視庁に逮捕されました。
ソース:NHK ニュース