Hiện Furigana
トランプ大統領 壁の建設費でメキシコの輸入品に課税へ
2017-01-26 22:15:29

アメリカのトランプ大統領は、メキシコとの首脳会談が中止になったことについて、「メキシコがわれわれに敬意を持って接しないかぎり、実りがない」と述べたうえで、国境沿いに築く壁の建設費用に充てるため、メキシコからの輸入品に課税する考えを示しました。
アメリカのトランプ大統領は26日、東部ペンシルベニア州で開かれた共和党の会合で演説しました。
この中でトランプ大統領は、メキシコのペニャニエト大統領が中止すると発表した首脳会談について、「取りやめることで合意した」と述べ、双方合意のうえで中止の結論に至ったという認識を示しました。
そして、アメリカはメキシコとの不公平な取り引きで多額の貿易赤字を抱えていると主張し、「メキシコがわれわれに対し公平かつ敬意を持って接しないかぎり、会談をしても実りがない」と述べて、NAFTA=北米自由貿易協定の見直しを迫る考えを改めて示しました。
さらにトランプ大統領は、メキシコとの国境沿いに壁を築くよう命じる大統領令に署名したことを受け、壁の建設費用に充てるため、メキシコからの輸入品に課税できるよう税制改革を進める考えを示しました。
演説のあと、ホワイトハウスのスパイサー報道官は記者団に対して、「メキシコからの輸入品に20%の税金をかける」と説明していて、メキシコ側の反発が予想されます。
この中でトランプ大統領は、メキシコのペニャニエト大統領が中止すると発表した首脳会談について、「取りやめることで合意した」と述べ、双方合意のうえで中止の結論に至ったという認識を示しました。
そして、アメリカはメキシコとの不公平な取り引きで多額の貿易赤字を抱えていると主張し、「メキシコがわれわれに対し公平かつ敬意を持って接しないかぎり、会談をしても実りがない」と述べて、NAFTA=北米自由貿易協定の見直しを迫る考えを改めて示しました。
さらにトランプ大統領は、メキシコとの国境沿いに壁を築くよう命じる大統領令に署名したことを受け、壁の建設費用に充てるため、メキシコからの輸入品に課税できるよう税制改革を進める考えを示しました。
演説のあと、ホワイトハウスのスパイサー報道官は記者団に対して、「メキシコからの輸入品に20%の税金をかける」と説明していて、メキシコ側の反発が予想されます。
ホワイトハウス「再び日程探す」 民主党は強く批判
メキシコのペニャニエト大統領が、今月31日に予定されていたアメリカのトランプ大統領との首脳会談を中止すると発表したことを受けて、ホワイトハウスのスパイサー報道官は26日、記者団に対し「われわれは将来、再び日程を探すつもりだ。対話はオープンだ」と述べ、会談を再調整したいという意向を示しました。
一方、アメリカ議会上院の外交委員会で野党・民主党の責任者を務めるカーディン議員は声明を発表し、「トランプ大統領は就任から1週間足らずで、極めて重要な外交関係の1つに深刻なダメージをもたらしている」と指摘しました。
そのうえで、「アメリカはメキシコと協力してこそより安全になる。トランプ大統領は、機能しない国境沿いの壁の建設に多額の税金をむだづかいし、アメリカの国際的な立場を弱めようとしている」として強く批判しました。
一方、アメリカ議会上院の外交委員会で野党・民主党の責任者を務めるカーディン議員は声明を発表し、「トランプ大統領は就任から1週間足らずで、極めて重要な外交関係の1つに深刻なダメージをもたらしている」と指摘しました。
そのうえで、「アメリカはメキシコと協力してこそより安全になる。トランプ大統領は、機能しない国境沿いの壁の建設に多額の税金をむだづかいし、アメリカの国際的な立場を弱めようとしている」として強く批判しました。
大統領執務室のカーテンを金色に
ソース:NHK ニュース