Hiện Furigana
登校中の児童に付き添い死亡の男性を悼む 島根 益田
2017-02-02 09:50:59

先月30日午前7時すぎ、益田市久々茂町の国道で、横断歩道をわたっていた登校中の児童などの列に酒気帯び運転の軽トラックが突っ込み、小学3年生の男の子(9)が軽いけがをしたほか、児童の付き添いをしていた近くに住む三原董充さん(73)が死亡しました。
三原さんは34年前に今回の事故現場の近くで起きた交通事故で当時、小学2年生だった次女を亡くし、10年余り前から毎朝、地元の豊川小学校に登校する児童を見守るボランティア活動を続けてきました。
また、地元の伝統芸能「石見神楽」の団体で会長を務め、後進の指導にも熱心に取り組んでいたということです。
2日は三原さんの自宅近くの集会所で告別式が営まれ、近所の人や豊川小学校の児童の保護者それに教職員など、およそ300人が参列しました。
式では三原さんの長年の親友で、一緒にボランティア活動に携わってきた日比勇さん(74)が「突然の不幸に対し、ただただ涙ばかりです。神楽の後継者の育成についてうれしそうに話していたときの笑顔が忘れられません。私は『さよなら』は言いません。いつの日かまた神楽の指導に戻ってくることを多くの仲間と待っています」と時折、声を詰まらせながら弔辞を読み上げました。
そして午後0時半すぎ、神楽の笛や太鼓の音が鳴り響く中、ひつぎを載せた車が会場を後にすると、参列した人たちは目を閉じながら手を合わせたり深々と頭を下げたりして、突然の別れを惜しんでいました。
三原さんは34年前に今回の事故現場の近くで起きた交通事故で当時、小学2年生だった次女を亡くし、10年余り前から毎朝、地元の豊川小学校に登校する児童を見守るボランティア活動を続けてきました。
また、地元の伝統芸能「石見神楽」の団体で会長を務め、後進の指導にも熱心に取り組んでいたということです。
2日は三原さんの自宅近くの集会所で告別式が営まれ、近所の人や豊川小学校の児童の保護者それに教職員など、およそ300人が参列しました。
式では三原さんの長年の親友で、一緒にボランティア活動に携わってきた日比勇さん(74)が「突然の不幸に対し、ただただ涙ばかりです。神楽の後継者の育成についてうれしそうに話していたときの笑顔が忘れられません。私は『さよなら』は言いません。いつの日かまた神楽の指導に戻ってくることを多くの仲間と待っています」と時折、声を詰まらせながら弔辞を読み上げました。
そして午後0時半すぎ、神楽の笛や太鼓の音が鳴り響く中、ひつぎを載せた車が会場を後にすると、参列した人たちは目を閉じながら手を合わせたり深々と頭を下げたりして、突然の別れを惜しんでいました。
参列者「突然のことで現実が飲み込めない」
告別式に参列した、三原さんの自宅近くに住む63歳の男性は「毎朝必ず、児童たちを見守り、通学路を掃除してくださる気遣いの方でした。三原さんの遺志を大切にみんなで引き継いでいかなければならないと思います」と話していました。
また、三原さんが会長を務める神楽の団体に所属し指導を受けてきたという44歳の男性は「突然のことで現実が飲み込めず、言葉になりません。三原さんは優しくて本当に大きな存在でした。みんなで力を合わせて石見神楽を継承できたらと思います。三原さんには空の上から見守ってもらいたい」と話していました。
また、三原さんが会長を務める神楽の団体に所属し指導を受けてきたという44歳の男性は「突然のことで現実が飲み込めず、言葉になりません。三原さんは優しくて本当に大きな存在でした。みんなで力を合わせて石見神楽を継承できたらと思います。三原さんには空の上から見守ってもらいたい」と話していました。
児童らが最後の別れ
三原さんのひつぎを載せた車は告別式の会場を出たあと、およそ3キロ離れた豊川小学校の前を通過しました。
学校の前には全校児童と教職員、およそ40人が集まり、静かに手を合わせて三原さんを悼むとともに、毎朝、登校を見守ってくれたことへの感謝の気持ちをささげていました。
学校の前には全校児童と教職員、およそ40人が集まり、静かに手を合わせて三原さんを悼むとともに、毎朝、登校を見守ってくれたことへの感謝の気持ちをささげていました。
事故現場には献花台
ソース:NHK ニュース