韓国かんこく軍ぐん 弾道だんどうミサイル “ムスダン改良かいりょう型がたの可能かのう性せい高たかい”

韓国かんこく軍ぐんは、北朝鮮きたちょうせんが発射はっしゃした弾道だんどうミサイルについて１いち２に日にち夕方ゆうがた、新あらたな分析ぶんせき結果けっかを発表はっぴょうし、ミサイルの種類しゅるいは新型しんがたの中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイル「ムスダン」の改良かいりょう型がたの可能かのう性せいが高たかいという見方みかたを示しめしました。北朝鮮きたちょうせんが開発かいはつ中ちゅうのミサイルの性能せいのうを確たしかめるために発射はっしゃしたとみて、アメリカ軍ぐんと連携れんけいしてさらに分析ぶんせきを進すすめています。

韓国かんこく軍ぐんの合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶによりますと、北朝鮮きたちょうせんは日本にっぽん時間じかんの１いち２に日にち午前ごぜん７なな時じ５ご５ご分ふんごろ、北西ほくせい部ぶ、ピョンアン（平安へいあん）北道ほくどうのクソン（亀城かめしろ）付近ふきんから日本海にほんかいに向むけて弾道だんどうミサイル１いち発はつを発射はっしゃしたということです。

弾道だんどうミサイルは高度こうど５ご５ご０ぜろキロまで上昇じょうしょうし、発射はっしゃ地点ちてんから東ひがしに５ご０ぜろ０ぜろキロ余あまり離はなれた日本海にほんかいに落下らっかしたということです。

ミサイルの種類しゅるいについて韓国かんこく軍ぐんの関係かんけい者しゃは当初とうしょ、中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイル「ノドン」かその改良かいりょう型がたの可能かのう性せいがあるという見方みかたを示しめしていましたが、１いち２に日にち夕方ゆうがた、新あらたな分析ぶんせき結果けっかを発表はっぴょうし、新型しんがたの中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイル「ムスダン」の改良かいりょう型がたの可能かのう性せいが高たかいという見方みかたを示しめしました。

韓国かんこく軍ぐんは詳細しょうさいを明あきらかにしていませんが、韓国かんこくメディアは「アメリカの衛星えいせい写真しゃしんを詳くわしく分析ぶんせきした結果けっか、ムスダンの改良かいりょう型がたという見方みかたに修正しゅうせいした」と伝つたえています。

北朝鮮きたちょうせんにとって発射はっしゃが成功せいこうだったかどうかはまだ分析ぶんせき中ちゅうだということですが、韓国かんこく軍ぐんは開発かいはつ中ちゅうのミサイルの性能せいのうを確たしかめるために発射はっしゃしたとみて、アメリカ軍ぐんと連携れんけいしてさらに分析ぶんせきを進すすめています。

また、このタイミングでの発射はっしゃについては、キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうの父親ちちおや、キム・ジョンイル（金きむ正日じょんいる）総そう書記しょきの誕生たんじょう日びを今月こんげつ１いち６ろく日にちに控ひかえ、体制たいせいを引き締ひきしめる狙ねらいや、アメリカのトランプ新しん政権せいけんを揺ゆさぶる狙ねらいがあるという見方みかたを示しめしました。

韓国かんこく軍ぐんの合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶは声明せいめいを発表はっぴょうし、「韓国かんこく軍ぐんは北きたのいかなる挑発ちょうはつにも対応たいおうできる万全ばんぜんの態勢たいせいを維持いじしている。キム・ジョンウン政権せいけんが核かく・ミサイルによる挑発ちょうはつという妄想もうそうを捨すてなければ、遠とおからず自滅じめつすることになるだろう」として、北朝鮮きたちょうせんを強つよくけん制けんせいしました。

ソース：NHK ニュース