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天下り問題 文部科学省OB 慶応大学へのあっせん認める
2017-02-17 08:15:34
文部科学省の天下り問題で、慶応大学にも退職した元幹部が再就職していたことをめぐり、人事課OBは衆議院予算委員会で、大学側からの依頼を受けて再就職をあっせんしたことを認めたほか、文部科学省としても報告を受けていたことが明らかになりました。
文部科学省の天下り問題では、去年3月に退職した元幹部が、およそ2か月後、慶応大学の参事に再就職していたことがわかっています。
これについて、午後の衆議院予算委員会に組織的な天下りの仲介役だった文部科学省人事課OBの嶋貫和男氏が参考人として出席し、「大学から、『人材を紹介いただきたい』という依頼を受け、私なりの判断である人物を紹介したことは事実だ」と述べ、再就職をあっせんしたことを認めました。
また、同じく参考人として出席した前川前事務次官は「嶋貫氏が慶応大学との間で、その人物の紹介をしていることの報告を受けたという記憶はある」と述べたほか、当時、人事課長だった藤江陽子氏も、人事課の職員から報告を受けたことを明らかにしました。
一方、民進党は文部科学省のすべての職員を対象とした調査をめぐり、「調査票に、『仮に虚偽の回答が判明した場合、懲戒処分などの量定に影響が出るおそれがある』など、脅しめいたことが書かれている」と指摘しました。
これに対し、松野文部科学大臣は「調査票は、外部有識者の専門的知見に基づいた指導の下に作成し、このような記載にした。まずは現職の職員が正直かつ真摯(しんし)に回答してもらうことを期待したものだ」と述べました。
これについて、午後の衆議院予算委員会に組織的な天下りの仲介役だった文部科学省人事課OBの嶋貫和男氏が参考人として出席し、「大学から、『人材を紹介いただきたい』という依頼を受け、私なりの判断である人物を紹介したことは事実だ」と述べ、再就職をあっせんしたことを認めました。
また、同じく参考人として出席した前川前事務次官は「嶋貫氏が慶応大学との間で、その人物の紹介をしていることの報告を受けたという記憶はある」と述べたほか、当時、人事課長だった藤江陽子氏も、人事課の職員から報告を受けたことを明らかにしました。
一方、民進党は文部科学省のすべての職員を対象とした調査をめぐり、「調査票に、『仮に虚偽の回答が判明した場合、懲戒処分などの量定に影響が出るおそれがある』など、脅しめいたことが書かれている」と指摘しました。
これに対し、松野文部科学大臣は「調査票は、外部有識者の専門的知見に基づいた指導の下に作成し、このような記載にした。まずは現職の職員が正直かつ真摯(しんし)に回答してもらうことを期待したものだ」と述べました。
ソース:NHK ニュース