Hiện Furigana
将棋界初の外国人女流プロ棋士 ”将棋は私の人生そのもの”
2017-02-22 06:39:49

将棋界に初めてとなる若き外国人女流のプロ棋士が誕生しました。ポーランド出身のカロリーナ・ステチェンスカ女流3級が、2月20日、東京で行われた対局に勝って、プロとなる女流2級に昇級しました。
日本将棋連盟によりますと、外国人が将棋のプロになるのは、男性の「棋士」も含めて初めてです。カロリーナ・ステチェンスカさんはポーランド出身の25歳で、高校生のときに読んだ日本の漫画に登場する将棋に興味を持ち、インターネットの対局で腕を磨きました。
その後、プロを目指して4年前に来日。甲府市内の大学に通いながら女流のプロ棋士を養成する「研修会」に所属し、おととし10月には女流3級に昇級してプロ入りに王手をかけていました。
NHKの国際放送NHKワールドに出演したカロリーナさんのインタビュー日本語訳を全文掲載します。
インタビューの動画と英文は関連リンクからご覧頂けます。
日本将棋連盟によりますと、外国人が将棋のプロになるのは、男性の「棋士」も含めて初めてです。カロリーナ・ステチェンスカさんはポーランド出身の25歳で、高校生のときに読んだ日本の漫画に登場する将棋に興味を持ち、インターネットの対局で腕を磨きました。
その後、プロを目指して4年前に来日。甲府市内の大学に通いながら女流のプロ棋士を養成する「研修会」に所属し、おととし10月には女流3級に昇級してプロ入りに王手をかけていました。
NHKの国際放送NHKワールドに出演したカロリーナさんのインタビュー日本語訳を全文掲載します。
インタビューの動画と英文は関連リンクからご覧頂けます。
Q:おめでとうございます。私たちの目の前に将棋盤がありまして、まさにあなたがすばらしい成功を収めようとしていた瞬間の譜面になっています。実際にどのような手を打ったのか、披露していただけますか?
ステチェンスカさん:はい、持ち駒の桂馬を、ここに打ちました。
Q:なるほど、私は将棋の手を知らないんですが、明らかに相手はその一手に圧倒されて、その場で投了したというわけですね。
ステチェンスカさん:はい、勝負ありでした。詰みにつながる一手です。
Q:あなたはいつ将棋に興味を持ち始めたのですか?その理由は何だったのですか?あなたはポーランドに住んでいて、しかも10代だったわけです。そして、突然、将棋があなたの人生に現れた。いったいどうやって?
ステチェンスカさん:9年前ですね。私は16歳の高校生で、漫画に興味を持ったんです。




ステチェンスカさん:はい、持ち駒の桂馬を、ここに打ちました。
Q:なるほど、私は将棋の手を知らないんですが、明らかに相手はその一手に圧倒されて、その場で投了したというわけですね。
ステチェンスカさん:はい、勝負ありでした。詰みにつながる一手です。
Q:あなたはいつ将棋に興味を持ち始めたのですか?その理由は何だったのですか?あなたはポーランドに住んでいて、しかも10代だったわけです。そして、突然、将棋があなたの人生に現れた。いったいどうやって?
ステチェンスカさん:9年前ですね。私は16歳の高校生で、漫画に興味を持ったんです。

Q:おめでとうございます。私たちの目の前に将棋盤がありまして、まさにあなたがすばらしい成功を収めようとしていた瞬間の譜面になっています。実際にどのような手を打ったのか、披露していただけますか?
ステチェンスカさん:はい、持ち駒の桂馬を、ここに打ちました。
Q:なるほど、私は将棋の手を知らないんですが、明らかに相手はその一手に圧倒されて、その場で投了したというわけですね。
ステチェンスカさん:はい、勝負ありでした。詰みにつながる一手です。
Q:あなたはいつ将棋に興味を持ち始めたのですか?その理由は何だったのですか?あなたはポーランドに住んでいて、しかも10代だったわけです。そして、突然、将棋があなたの人生に現れた。いったいどうやって?
ステチェンスカさん:9年前ですね。私は16歳の高校生で、漫画に興味を持ったんです。
ステチェンスカさん:はい、持ち駒の桂馬を、ここに打ちました。
Q:なるほど、私は将棋の手を知らないんですが、明らかに相手はその一手に圧倒されて、その場で投了したというわけですね。
ステチェンスカさん:はい、勝負ありでした。詰みにつながる一手です。
Q:あなたはいつ将棋に興味を持ち始めたのですか?その理由は何だったのですか?あなたはポーランドに住んでいて、しかも10代だったわけです。そして、突然、将棋があなたの人生に現れた。いったいどうやって?
ステチェンスカさん:9年前ですね。私は16歳の高校生で、漫画に興味を持ったんです。

Q:日本の漫画?
ステチェンスカさん:はい、特に、「NARUTO」という漫画ですね。
Q:何語で読んでいたのですか?ポーランド語ですか?
ステチェンスカさん:ポーランド語です。それから、この将棋の写真がありました。そして、説明が少しありました。指し方とか。ポーランド語では「チェス」と書かれていましたが、ルールが違っていましたので、「チェスじゃないじゃない!」と思いました。インターネットで調べたら、それが将棋だったんです。
Q:あなたをひきつけたルールとは何だったのですか?
ステチェンスカさん:チェスとは違って、将棋の駒は相手に取られた後も再び蘇って使うことができます。ゲームが進むにつれて、終盤はますますダイナミックになります。そこがチェスとは全く違います。
Q:それでインターネットで将棋を始めたのですね。そして、日本に来ないかと誘われた。
ステチェンスカさん:そうです。長い話なのですが短く言いますと、プロ棋士がインターネットで指導対局をするというイベントがありました。指導してくれた女流棋士は、私が女性でプロ棋士を目指していることも知っていたのですが、対戦してみて、彼女は「驚いた!この女の子はとても強い!しかもポーランドに住んでいて、日本語も話せないのに・・・」って。それで、彼女がとても興味を持って私を日本に招待してくれたんです。
ステチェンスカさん:はい、特に、「NARUTO」という漫画ですね。
Q:何語で読んでいたのですか?ポーランド語ですか?
ステチェンスカさん:ポーランド語です。それから、この将棋の写真がありました。そして、説明が少しありました。指し方とか。ポーランド語では「チェス」と書かれていましたが、ルールが違っていましたので、「チェスじゃないじゃない!」と思いました。インターネットで調べたら、それが将棋だったんです。
Q:あなたをひきつけたルールとは何だったのですか?
ステチェンスカさん:チェスとは違って、将棋の駒は相手に取られた後も再び蘇って使うことができます。ゲームが進むにつれて、終盤はますますダイナミックになります。そこがチェスとは全く違います。
Q:それでインターネットで将棋を始めたのですね。そして、日本に来ないかと誘われた。
ステチェンスカさん:そうです。長い話なのですが短く言いますと、プロ棋士がインターネットで指導対局をするというイベントがありました。指導してくれた女流棋士は、私が女性でプロ棋士を目指していることも知っていたのですが、対戦してみて、彼女は「驚いた!この女の子はとても強い!しかもポーランドに住んでいて、日本語も話せないのに・・・」って。それで、彼女がとても興味を持って私を日本に招待してくれたんです。

Q:あなたは数多くの困難を乗り越えてきましたね。この将棋盤、駒は全部漢字じゃないですか、覚えるのにはどのくらいかかりましたか?
ステチェンスカさん:最初はさすがに「王将」はチェスの「キング」というように頭で置き換えて指していました。やがて、私は駒に書かれている漢字そのものに興味を持つようになって、何度もノートに書きました。「歩、歩、歩」(歩兵)って。でもそのうち、ちょっとおかしな方法かもしれませんが、漢字を絵としてイメージするようになったんです。例えば、「歩」という漢字は、私には「笑顔の中国人」に見えるのです。想像しづらいと思いますが、実際そうやって覚えました。
Q:初めての外国人プロ棋士になっていかがですか?
ステチェンスカさん:すごくうれしいです。先駆者になるというのは。
Q:これを一生の仕事にしたいですか?
ステチェンスカさん:はい、もう一生の仕事になっています。私はプロになったのですから。
Q:海外にも将来有望な未来の棋士たちがたくさんいて、あなたの活躍を見ていると思います。彼らとどう連携していこうと思っていますか?将棋をより広く普及させていくことについても?
ステチェンスカさん:海外の将棋愛好家にとって最大の問題はよい教材がないということです。ですから、私の目標の一つは、日本語の将棋の教本を英語に翻訳することです。将棋を学ぶ世界の人々にもっと強くなってほしいのです。もう一つの問題は、どうやって将棋をより知ってもらうかということです。そのためにインターネットでイベントを開催して私の将棋を多くの人たちに見ていただきたいと思います。
ステチェンスカさん:最初はさすがに「王将」はチェスの「キング」というように頭で置き換えて指していました。やがて、私は駒に書かれている漢字そのものに興味を持つようになって、何度もノートに書きました。「歩、歩、歩」(歩兵)って。でもそのうち、ちょっとおかしな方法かもしれませんが、漢字を絵としてイメージするようになったんです。例えば、「歩」という漢字は、私には「笑顔の中国人」に見えるのです。想像しづらいと思いますが、実際そうやって覚えました。
Q:初めての外国人プロ棋士になっていかがですか?
ステチェンスカさん:すごくうれしいです。先駆者になるというのは。
Q:これを一生の仕事にしたいですか?
ステチェンスカさん:はい、もう一生の仕事になっています。私はプロになったのですから。
Q:海外にも将来有望な未来の棋士たちがたくさんいて、あなたの活躍を見ていると思います。彼らとどう連携していこうと思っていますか?将棋をより広く普及させていくことについても?
ステチェンスカさん:海外の将棋愛好家にとって最大の問題はよい教材がないということです。ですから、私の目標の一つは、日本語の将棋の教本を英語に翻訳することです。将棋を学ぶ世界の人々にもっと強くなってほしいのです。もう一つの問題は、どうやって将棋をより知ってもらうかということです。そのためにインターネットでイベントを開催して私の将棋を多くの人たちに見ていただきたいと思います。

Q:将棋はあなたにとってどのようなものですか?
ステチェンスカさん:私の人生そのものです。
Q:いつ頃から、そのように思い始めたのですか?
ステチェンスカさん:将棋と出会った瞬間からだと思います。
Q:16歳で?漫画を読んでいたときに?
ステチェンスカ:ええ、それは恋に落ちるような体験でした。日本語ではなんと言うのでしょうか? 「FUSHIGI」でしょうか。まさに神秘です。
ステチェンスカさん:私の人生そのものです。
Q:いつ頃から、そのように思い始めたのですか?
ステチェンスカさん:将棋と出会った瞬間からだと思います。
Q:16歳で?漫画を読んでいたときに?
ステチェンスカ:ええ、それは恋に落ちるような体験でした。日本語ではなんと言うのでしょうか? 「FUSHIGI」でしょうか。まさに神秘です。
ソース:NHK ニュース