Hiện Furigana
売却国有地の小学校「認可出さないことも」
2017-02-22 09:47:25

大阪・豊中市の国有地を鑑定価格の14%で買い取った学校法人が、この土地にことし4月に小学校の開校を予定していることをめぐり、大阪府の審議会が臨時に開かれ、委員長は、学校の経営状態などについて疑問視する意見が相次いだとしたうえで、来月予定されている学校としての認可を出さないこともありうるという考えを示しました。
大阪・豊中市のおよそ8800平方メートルの国有地は去年、大阪・淀川区の学校法人「森友学園」に、国がごみの撤去費用8億円余りを差し引いて、鑑定価格の14%で売却され、森友学園はこの土地で小学校の建設工事を進めていて、ことし4月の開校を目指しています。
22日、この小学校を認可すべきかどうかを大阪府に答申する専門家で作る審議会が、大阪市内で臨時に開かれました。
審議会は非公開でしたが、終了後に記者会見した委員長や事務局によりますと、学校法人が集めている寄付金や入学予定の児童の数などを基に、安定した学校運営ができるかどうかなどを検討し、最終的に来月予定されている認可を与えるべきかどうか議論したということです。
この中では、校舎の建設状況や入学予定の児童数、資金計画や学校の教育方針などをめぐり、委員の間から懸念する意見が相次いだということです。そのうえで、委員長は、来月下旬に予定されている審議会で、学校としての認可について、よほどのことがあれば認めないこともありうるという考えを示しました。
22日、示された疑問点については、来月上旬に大阪府の担当者が学校側を訪れて確認を進め、審議会に報告するということです。
22日、この小学校を認可すべきかどうかを大阪府に答申する専門家で作る審議会が、大阪市内で臨時に開かれました。
審議会は非公開でしたが、終了後に記者会見した委員長や事務局によりますと、学校法人が集めている寄付金や入学予定の児童の数などを基に、安定した学校運営ができるかどうかなどを検討し、最終的に来月予定されている認可を与えるべきかどうか議論したということです。
この中では、校舎の建設状況や入学予定の児童数、資金計画や学校の教育方針などをめぐり、委員の間から懸念する意見が相次いだということです。そのうえで、委員長は、来月下旬に予定されている審議会で、学校としての認可について、よほどのことがあれば認めないこともありうるという考えを示しました。
22日、示された疑問点については、来月上旬に大阪府の担当者が学校側を訪れて確認を進め、審議会に報告するということです。
松井知事 認可前の開校準備「よくあること」
大阪府の松井知事は記者会見で、臨時で審議会を開いた理由について、「すでに『条件つきで認可適当』という判断になっているので、子どもたちが安定的に継続して教育を受けられるように何度も確かめるのは当然の話だ。今回、入学予定者の状況などが明確になったということで、臨時会を開催することになったと聞いている」と述べました。
また、松井知事は、森友学園が認可を受ける前から児童の募集など開校に向けた準備を進めていることについて、「森友学園に限らず、今までも『条件つき認可適当』の例はある。タマゴとニワトリで、児童の親からすると開校は大丈夫なのか心配だし、学校側は認可適当という判断をもらっていると説明しないと児童が集まらないので、こういう形はよくあることだ」と述べました。
また、松井知事は、森友学園が認可を受ける前から児童の募集など開校に向けた準備を進めていることについて、「森友学園に限らず、今までも『条件つき認可適当』の例はある。タマゴとニワトリで、児童の親からすると開校は大丈夫なのか心配だし、学校側は認可適当という判断をもらっていると説明しないと児童が集まらないので、こういう形はよくあることだ」と述べました。
官房長官「法令等に基づき適正に処分」
ソース:NHK ニュース