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ジョンナム氏殺害 空港に有害物質残っていないか確認作業
2017-02-25 20:08:00

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム(金正男)氏が猛毒のVXを使ってマレーシアで殺害された事件で、マレーシア政府は、ジョンナム氏が襲われた国際空港の出発ロビーに有害な物質が残っていないことを確認する作業を行い、不安の払拭(ふっしょく)に努めています。
キム・ジョンナム氏は、今月13日、クアラルンプールの国際空港で女2人に襲われたあと、めまいがするなどと訴え、病院に搬送される途中で死亡し、マレーシアの警察は、猛毒のVXで殺害されたと断定しました。
マレーシアでは、化学兵器にも指定されている猛毒が、空港という公共の場で使用されたことに衝撃が広がり、利用者から不安の声も上がっていました。このためマレーシア政府は、26日未明、事件現場となった空港の出発ロビーで有害物質を取り扱う警察や消防などの担当者を動員して、毒物が残っていないことを確認する作業を行いました。
防護服に身を包んだ担当者たちは、ジョンナム氏が襲われたチェックインカウンター周辺や容疑者が使用したと見られるレストランなどを封鎖したうえで、床や手すりなどに特殊な機器を近づけ、有害物質が検出されないか、1時間余りかけて入念に調べていました。
今回の作業は、利用者の不安の払拭に努め、空港が安全だと国の内外に示す狙いがあり、警察によりますと、作業の結果、有害物質は検出されなかったということです。
警察は、容疑者らがVXを入手した経路について捜査を進めています。
捜査関係者によりますと、警察の捜索を受けたクアラルンプール郊外の高層マンションの部屋からは、化学物質を取り扱う際に使うと見られる注射器や手袋、それに、靴などが見つかったということで、警察が事件との関連を調べています。
マレーシアでは、化学兵器にも指定されている猛毒が、空港という公共の場で使用されたことに衝撃が広がり、利用者から不安の声も上がっていました。このためマレーシア政府は、26日未明、事件現場となった空港の出発ロビーで有害物質を取り扱う警察や消防などの担当者を動員して、毒物が残っていないことを確認する作業を行いました。
防護服に身を包んだ担当者たちは、ジョンナム氏が襲われたチェックインカウンター周辺や容疑者が使用したと見られるレストランなどを封鎖したうえで、床や手すりなどに特殊な機器を近づけ、有害物質が検出されないか、1時間余りかけて入念に調べていました。
今回の作業は、利用者の不安の払拭に努め、空港が安全だと国の内外に示す狙いがあり、警察によりますと、作業の結果、有害物質は検出されなかったということです。
警察は、容疑者らがVXを入手した経路について捜査を進めています。
捜査関係者によりますと、警察の捜索を受けたクアラルンプール郊外の高層マンションの部屋からは、化学物質を取り扱う際に使うと見られる注射器や手袋、それに、靴などが見つかったということで、警察が事件との関連を調べています。
空港利用者「安全望む」
メキシコから観光で空港に来ていた26歳の男性は、「自分もつい先ほど事件現場を通ったばかりなので、びっくりしました。大勢の人たちが行き交う場所でなぜ今までこうした作業が行われていなかったのか理解できません。空港が安全であることを望みます」と話していました。
また、マレーシアの52歳の女性は「警察はしっかり対応してくれて安心です。現場での警察の誘導もわかりやすく、不都合は感じませんでした」と話していました。
また、マレーシアの52歳の女性は「警察はしっかり対応してくれて安心です。現場での警察の誘導もわかりやすく、不都合は感じませんでした」と話していました。
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ソース:NHK ニュース