Hiện Furigana
特別養子縁組あっせんの団体元理事ら逮捕へ
2017-03-07 19:42:11

千葉県内にあった特別養子縁組のあっせん団体が、営利目的で子どもを紹介した疑いがあるとして、警察は、団体の元理事ら2人を近く児童福祉法違反の疑いで逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。こうした事件での逮捕は全国で初めてです。
児童福祉法違反の疑いが持たれているのは、千葉県四街道市にあった特別養子縁組をあっせんする団体「赤ちゃんの未来を救う会」の元理事と元代表理事の2人です。
捜査関係者によりますと、元理事らは、去年春ごろ、特別養子縁組を希望する夫婦に優先的に赤ちゃんを紹介すると言って現金200万円余りを受け取ったということで、警察は、この一部が利益にあたり、営利目的で子どもを紹介した疑いがあるとして、近く児童福祉法違反の疑いで逮捕する方針を固めました。
この団体は、去年9月、適正なあっせんを行っていない疑いがあるとして、千葉県から事業停止命令を受け、去年11月に事業の廃止届けを出しています。
こうした事件での逮捕は、全国で初めてです。
団体の元理事は、NHKの取材に対し、特別養子縁組を希望する夫婦に「子どもを紹介する順位を2位にする」と言って、200万円余りを受け取ったことを認めたうえで、「法律に抵触しているとしても悪いことをしているとは思わない。あっせんの実費以外にも団体の運営に金がかかる」と主張していました。
捜査関係者によりますと、元理事らは、去年春ごろ、特別養子縁組を希望する夫婦に優先的に赤ちゃんを紹介すると言って現金200万円余りを受け取ったということで、警察は、この一部が利益にあたり、営利目的で子どもを紹介した疑いがあるとして、近く児童福祉法違反の疑いで逮捕する方針を固めました。
この団体は、去年9月、適正なあっせんを行っていない疑いがあるとして、千葉県から事業停止命令を受け、去年11月に事業の廃止届けを出しています。
こうした事件での逮捕は、全国で初めてです。
団体の元理事は、NHKの取材に対し、特別養子縁組を希望する夫婦に「子どもを紹介する順位を2位にする」と言って、200万円余りを受け取ったことを認めたうえで、「法律に抵触しているとしても悪いことをしているとは思わない。あっせんの実費以外にも団体の運営に金がかかる」と主張していました。
多額の金銭受け取る団体も
「特別養子縁組」とは、血縁関係のない大人と幼い子どもが親子関係を結ぶものです。実の父と母が幼い子どもを育てられない場合に子どもの福祉のために設けられた制度で、裁判所が認めて特別養子縁組が成立すると、法律上の親子として認められます。
特別養子縁組のあっせんを行う団体は、都道府県に届け出を行うことになっていますが、多額の金銭を受け取る団体が出るなど問題点が指摘され、都道府県による「許可制」に改めることなどを盛り込んだ法律が、去年12月に成立しました。
特別養子縁組のあっせんを行う団体は、都道府県に届け出を行うことになっていますが、多額の金銭を受け取る団体が出るなど問題点が指摘され、都道府県による「許可制」に改めることなどを盛り込んだ法律が、去年12月に成立しました。
ソース:NHK ニュース