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日韓対立 岐阜でも子ども交流事業が延期に
2019-07-28 07:28:18

日韓関係が悪化する中、サッカーや合唱団の交流で岐阜県大垣市を訪れる予定だった韓国の子どもたちの訪問が韓国側の申し入れで急きょ、延期になりました。双方の子どもたちが落胆していて日韓の政治対立が子どもたちの交流に暗い影を落としています。

岐阜県大垣市は、昭和63年に韓国のチャンウォン(昌原)市と市民の交流を促進する友好都市となり、少年サッカーや子どもの合唱団が1年おきにお互いを訪問する交流を続けてきました。
ことしもチャンウォン市のサッカーチームの子どもたち15人が28日から大垣市を訪れる予定でしたが、直前になってチャンウォン市側から「日韓の外交関係が難しい中、安全の問題から延期することにした」と申し入れがあり、延期となりました。
また、来月に、大垣市を訪れる予定だったチャンウォン市の少年少女合唱団の30人も、韓国側から延期の申し入れがあったということです。
大垣市のサッカーチームの子どもたちは去年、チャンウォン市を訪れ、ホームステイをして親しくなっていただけに、韓国の友人たちとの再会が突然、果たせなくなったことに落胆しています。
6年生の男子児童は「韓国で優しくしてくれたので大垣で一緒に遊びたいと思っていました。残念な気持ちでいっぱいです」と話していました。韓国側の子どもたちもとても残念がっていると、保護者を通じて連絡が寄せられたということです。
太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題や、日本の輸出規制などで日韓の政治的な対立が深まるなか、その影響は子どもたちの交流にも暗い影を落としています。
ことしもチャンウォン市のサッカーチームの子どもたち15人が28日から大垣市を訪れる予定でしたが、直前になってチャンウォン市側から「日韓の外交関係が難しい中、安全の問題から延期することにした」と申し入れがあり、延期となりました。
また、来月に、大垣市を訪れる予定だったチャンウォン市の少年少女合唱団の30人も、韓国側から延期の申し入れがあったということです。
大垣市のサッカーチームの子どもたちは去年、チャンウォン市を訪れ、ホームステイをして親しくなっていただけに、韓国の友人たちとの再会が突然、果たせなくなったことに落胆しています。
6年生の男子児童は「韓国で優しくしてくれたので大垣で一緒に遊びたいと思っていました。残念な気持ちでいっぱいです」と話していました。韓国側の子どもたちもとても残念がっていると、保護者を通じて連絡が寄せられたということです。
太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題や、日本の輸出規制などで日韓の政治的な対立が深まるなか、その影響は子どもたちの交流にも暗い影を落としています。
”フレンドリーシティ”の市民交流
岐阜県大垣市は、江戸時代に朝鮮王朝の使節として派遣された朝鮮通信使の宿泊地の1つだったことから、昭和63年に韓国のチャンウォン市と市民団体の交流を促進する”フレンドリーシティ”となりました。
少年サッカーチームは平成8年から、少年少女合唱団は平成11年から1年おきにお互いを訪問する交流を続けてきました。
この間、島根県の竹島をめぐる政治的な対立などで、チャンウォン市側から訪問の延期が申し入れられた年もありました。
一方、去年10月の大垣市制100周年を祝う催しでは、チャンウォン市の副市長が大垣市を訪問し、日韓双方の市民およそ150人とともに朝鮮通信使の行列にふんして練り歩くなど交流を深めていて、ことしの訪問に双方が期待を寄せていたところでした。
少年サッカーチームは平成8年から、少年少女合唱団は平成11年から1年おきにお互いを訪問する交流を続けてきました。
この間、島根県の竹島をめぐる政治的な対立などで、チャンウォン市側から訪問の延期が申し入れられた年もありました。
一方、去年10月の大垣市制100周年を祝う催しでは、チャンウォン市の副市長が大垣市を訪問し、日韓双方の市民およそ150人とともに朝鮮通信使の行列にふんして練り歩くなど交流を深めていて、ことしの訪問に双方が期待を寄せていたところでした。
ソース:NHK ニュース