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北極圏で森林火災相次ぐ 国連「前代未聞の事態」
2019-07-30 13:23:14

先月から今月まで、北極圏のアラスカやシベリア、グリーンランドでは森林火災が相次ぎ、深刻な被害が出ています。今年アメリカでは、すでに400件近い森林火災が発生し、およそ33万ヘクタールの森林が焼けたということです。
アラスカでもシベリアでも先月の平均気温が記録的に高くなってきました。専門家は気候の変動による記録的な暑さと、空気の乾燥が火事を引き起こしていると述べています。
WMO(世界気象機関)は北極圏で起きた森林火災によって、先月1か月間に排出された二酸化炭素の量は50メガトンに上り、スウェーデンで1年間に排出される量に相当としています。WMOは「前代未聞の事態だ」と指摘し、煙を吸い込むことによる健康被害などにも注意しています。
ソース:NHK ニュース