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伊方原発3号機が再稼働 およそ1年ぶり
2018-10-26 16:01:52

裁判で運転を停止していた愛媛県にある四国電力の伊方原子力発電所3号機は27日未明、原子炉を起動し、およそ1年ぶりに再稼働しました。作業が順調に進めば、今月30日に発電と送電が始まる見通しです。
伊方原発3号機は、国の新たな規制基準に合格し再稼働しましたが、広島高等裁判所が去年12月に運転差し止めを命じる仮処分の決定を出したため、定期検査が終わったあとも運転の再開ができない状態が続いていました。
しかし、先月25日、広島高裁の別の裁判長が仮処分を取り消して運転を認め、再稼働に向けた準備が進められていました。
そして、27日午前0時半、発電所の中央制御室で、運転員が核分裂反応を抑える「制御棒」を核燃料の間から引き抜く操作を行って原子炉を起動し、3号機は再稼働しました。
3号機の再稼働は、去年10月上旬以来、およそ1年ぶりです。
作業が順調に進めば、今夜、原子炉の中で核分裂反応が連続する「臨界」の状態になる見通しで、四国電力は、今月30日には発電と送電を始め、来月28日には営業運転に入る計画です。
伊方原発には1号機から3号機までありますが1号機は廃炉作業が行われているほか、2号機も廃炉が決まっていて、四国では伊方原発3号機が、稼働する唯一の原発となっています。
しかし、先月25日、広島高裁の別の裁判長が仮処分を取り消して運転を認め、再稼働に向けた準備が進められていました。
そして、27日午前0時半、発電所の中央制御室で、運転員が核分裂反応を抑える「制御棒」を核燃料の間から引き抜く操作を行って原子炉を起動し、3号機は再稼働しました。
3号機の再稼働は、去年10月上旬以来、およそ1年ぶりです。
作業が順調に進めば、今夜、原子炉の中で核分裂反応が連続する「臨界」の状態になる見通しで、四国電力は、今月30日には発電と送電を始め、来月28日には営業運転に入る計画です。
伊方原発には1号機から3号機までありますが1号機は廃炉作業が行われているほか、2号機も廃炉が決まっていて、四国では伊方原発3号機が、稼働する唯一の原発となっています。
伊方町長「住民の安心・安全を最優先に」
伊方原発3号機の再稼働について、原発がある伊方町の高門清彦 町長は「今後も継続して住民の安心・安全を最優先に、原発の運転状況などの情報収集に努めることにしている。四国電力には引き続き、地域住民と培ってきた発電所の安全性や信頼性の向上、透明性の高い情報公開のあるべき姿を追及してほしい」というコメントを出しました。
市民団体が抗議活動
伊方原発の周辺では3号機の再稼働に反対する市民団体が抗議活動を行いました。
抗議活動を行ったのは、「伊方から原発をなくす会」などの市民団体で、朝から伊方原発の入り口付近で横断幕を掲げ、「再稼働反対」などと声をあげていました。
参加した60代の女性は、「原発が必要な理由は電力の安定供給というが、伊方原発はこの7年間で1年ほどしか動いていない。危険な放射性物質を使い、命をかけてまで電力を生み出すことは問題で、なんとか原発を止めたい」と話していました。
抗議活動を行ったのは、「伊方から原発をなくす会」などの市民団体で、朝から伊方原発の入り口付近で横断幕を掲げ、「再稼働反対」などと声をあげていました。
参加した60代の女性は、「原発が必要な理由は電力の安定供給というが、伊方原発はこの7年間で1年ほどしか動いていない。危険な放射性物質を使い、命をかけてまで電力を生み出すことは問題で、なんとか原発を止めたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース