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国立がん研汚職 逮捕の部長 10年以上前に贈賄側と知り合ったか
2022-10-06 08:58:39

東京の国立がん研究センター中央病院でのシステム導入をめぐる贈収賄事件で、逮捕された病院の部長は、今から10年以上前に贈賄側の会社社長と知り合い、関係を深めていったとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。病院と会社との間では、ほかにも複数の契約が結ばれていて、神奈川県警察本部が詳しいいきさつを調べています。
東京 中央区にある国立がん研究センター中央病院の放射線技術部長の麻生智彦容疑者(56)は、病院の放射線医療機器に関連するシステムの導入をめぐり、広島市の医療機器システム会社「メディカルクリエイト」に便宜を図った見返りに、去年3月、社長の岡部幸夫容疑者(65)から、タブレット端末など97万円相当の賄賂を受け取ったとして、収賄の疑いで5日、逮捕されました。
その後の調べで、部長は、11年前の平成23年ごろ、会社の営業活動を通じて社長と知り合い、それ以降、関係を深めていったとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
捜査関係者によりますと、病院と会社の間では、ほかにも放射線医療に関連するシステムの契約が、この数年間に複数結ばれていることから、警察が契約のいきさつをさらに詳しく調べています。
警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
ソース:NHK ニュース