8年ねんぶりの宇宙うちゅう長期ちょうき滞在たいざい 若田わかたさん「地球ちきゅうは本当ほんとうに美うつくしい」

国際こくさい宇宙うちゅうステーションで8年ねんぶりの長期ちょうき滞在たいざいを始はじめた宇宙うちゅう飛行ひこう士しの若田わかた光一こういちさんが記者きしゃ会見かいけんを行おこない、地球ちきゅうの変かわらぬ美うつくしさを報告ほうこくし、チームワークを保たもって頑張がんばっていきたいなどと語かたりました。

若田わかたさんはいずれも初はじめての宇宙うちゅう飛行ひこうとなるアメリカ人じん飛行ひこう士し2人にんとロシア人じん飛行ひこう士し1人にんとともに日本にっぽん時間じかんの今月こんげつ6日にち、アメリカの民間みんかん宇宙うちゅう船せん「クルードラゴン」で打ち上うちあげられ、翌よく7日にちに国際こくさい宇宙うちゅうステーションに到着とうちゃくしました。

それから1週間しゅうかんとなる14日にち、若田わかたさんは日本にっぽんのメディア向むけの記者きしゃ会見かいけんに臨のぞみました。

8年ねんぶりの宇宙うちゅうでの生活せいかつについては「まるで、きのうのことのように体からだが無む重力じゅうりょく環境かんきょうを覚おぼえていた。国際こくさい宇宙うちゅうステーションから見みる地球ちきゅうは本当ほんとうに美うつくしい」と笑顔えがおで語かたりました。

そのうえで「地上ちじょうはいろんな状態じょうたいになっているがここでは毎日まいにち、みんなが協力きょうりょくして仕事しごとをしている。私わたしたちができることはミッションを遂行すいこうして有人ゆうじん宇宙うちゅう活動かつどうを進展しんてんさせていくことだと思おもう。チームワークを保たもって頑張がんばっていきたい」と述のべました。

また、乗り組のりくんだ民間みんかん宇宙うちゅう船せんについては「高度こうどに自動じどう化かされ、打ち上うちあげからドッキングまで非常ひじょうにスムーズだった。より多おおくの人ひとたちが宇宙うちゅうにいける時代じだいになったことを実感じっかんした」と感心かんしんしていました。

そして子こどもたちに向むけて「人類じんるいは月つきや火星かせいへと活動かつどう領域りょういきを拡大かくだいしていき宇宙うちゅうをいろんな形かたちで使つかっていく時代じだいになると思おもう。目標もくひょうをもつことの大切たいせつさとその実現じつげんのために何なにをしたらいいかを考かんがえて今いまできることを毎日まいにち行おこなってほしい」と期待きたいを込こめていました。

若田わかたさんは今後こんご、月つきや火星かせい探査たんさを見据みすえた科学かがく実験じっけんなどを行おこないおよそ6か月かげつ間かん滞在たいざいすることになっています。

ソース：NHK ニュース