”空そら飛とぶクルマ” 米べい企業きぎょうが日本にっぽんでの運航うんこう目指めざし型式けいしき証明しょうめいを申請しんせい

次世代じせだいの移動いどう手段しゅだんとして注目ちゅうもくされる「空そら飛とぶクルマ」について、アメリカのベンチャー企業きぎょうが日本にっぽんでの運航うんこうを目指めざし、型式けいしき証明しょうめいを申請しんせいしました。海外かいがいの企業きぎょうとしては初はじめてで、国土こくど交通こうつう省しょうはアメリカの航空こうくう当局とうきょくと協力きょうりょくして安全あんぜん性せいなどの審査しんさを進すすめていくことになりました。

ドローンの技術ぎじゅつを応用おうようし、人ひとや物ものを乗のせて電動でんどうで飛行ひこうする「空そら飛とぶクルマ」は、次世代じせだいの移動いどう手段しゅだんとして開発かいはつが進すすんでいて、国内こくないでは2025年ねんの大阪おおさか・関西かんさい万博ばんぱくで活用かつようを目指めざしています。

18日にち、アメリカのベンチャー企業きぎょう、「ジョビー・アビエーション」が開発かいはつ中ちゅうの機体きたいについて、日本にっぽん国内こくないでの運航うんこうを目指めざし航空こうくう法ほうに基もとづく型式けいしき証明しょうめいを申請しんせいしました。

受理じゅりした国土こくど交通こうつう省しょうによりますと日本にっぽんでの型式けいしき証明しょうめいの申請しんせいは、トヨタ自動車とよたじどうしゃの出身しゅっしん者しゃなどが創業そうぎょうした「SkyDrive」に続つづいて2例れい目めで、海外かいがいの企業きぎょうでは初はじめてだということです。

型式けいしき証明しょうめいを受うけると、「設計せっけい」や「製造せいぞう」の各かく段階だんかいでの1機きごとの審査しんさを省略しょうりゃくでき量産りょうさんしやすくなりますが、実際じっさいに飛行ひこうさせるには1機きずつ検査けんさを受うける必要ひつようがあるということです。

今回こんかいの申請しんせいにあわせ国土こくど交通こうつう省しょうは、FAA＝アメリカ連邦れんぽう航空こうくう局きょくとの協力きょうりょく声明せいめいに署名しょめいし、申請しんせいされた機体きたいの安全あんぜん性せいの審査しんさなどを含ふくめて「空そら飛とぶクルマ」の運航うんこうにむけ、連携れんけいしていくことを確認かくにんしました。

国土こくど交通こうつう省しょう無人むじん航空こうくう機き安全あんぜん課かの梅澤うめざわ大輔だいすけ課長かちょうは「空そら飛とぶクルマの飛行ひこうが実現じつげんすれば身近みぢかな乗り物のりものとして期待きたいできる。先行せんこうして審査しんさが進すすむアメリカと連携れんけいしながら安全あんぜん性せいをしっかり確認かくにんしたい」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース