Hiện Furigana
中村哲さん銃撃で生存者 事件語る 「20~25秒の間に一斉に…」
2019-12-08 20:45:44

アフガニスタンで長年、人道支援と復興に携わってきた医師の中村哲さん(73)が銃撃され死亡した事件で、中村さんに同行していた現地スタッフの男性1人が生存していたことがわかりました。男性は、NHKとの単独インタビューで、銃撃について、「20秒から25秒の間に一斉に行われた」と証言し、犯行が極めて短時間だったことを明らかにしました。
アフガニスタン東部のナンガルハル州ジャララバードで今月4日、福岡市のNGO「ペシャワール会」の現地代表の医師、中村哲さんが車で移動中に、何者かに銃撃され死亡しました。
中村さんは2台の車で移動中で、警察は当初、死亡したのは、中村さんと警備員、それに運転手の合わせて6人だったと発表していました。
ところが、死亡した6人とは別に、中村さんの後ろの車を運転していた現地スタッフの男性1人が銃撃を逃れ、生存していたことがNHKの取材で新たにわかりました。
この男性は、現地の「ペシャワール会」で15年にわたり運転手をしているモハンマド・ヤシーンさん(45)です。
ヤシーンさんは8日、ジャララバードでNHKとの単独インタビューに応じ、当時の緊迫した状況を初めてカメラの前で語りました。
この中で、ヤシーンさんは「前方を走る中村さんの車が銃撃犯に衝突されたのか、速度を落とした。確認しようとしたところ、突然、銃撃が始まった。銃撃が終わったあと、犯人が地元のことばで、『誰か生きている者はいるか』と話しているのが聞こえた」と明らかにしました。
ヤシーンさんは、銃撃が始まると直ちに車のドアを開け、通りの反対側に走って逃げたということで、「銃撃が終わって中村さんのところに駆け寄り、声をかけたところ、中村さんは『私は大丈夫だ』と応じてくれた。病院に搬送される途中でも、中村さんは『大丈夫だ』と何度も答えていた」と証言し、病院に搬送された段階では、中村さんに意識があったことを明らかにしました。
そのうえで、銃撃について、「4人から5人で待ち伏せて、20秒から25秒の間に一斉に行われた」と述べ、極めて短時間の犯行だったことを明らかにしました。
現地警察も、ヤシーンさんの生存を把握しており、当時の状況について詳しく話を聞くなどして犯人の特定を急いでいます。
中村さんは2台の車で移動中で、警察は当初、死亡したのは、中村さんと警備員、それに運転手の合わせて6人だったと発表していました。
ところが、死亡した6人とは別に、中村さんの後ろの車を運転していた現地スタッフの男性1人が銃撃を逃れ、生存していたことがNHKの取材で新たにわかりました。
この男性は、現地の「ペシャワール会」で15年にわたり運転手をしているモハンマド・ヤシーンさん(45)です。
ヤシーンさんは8日、ジャララバードでNHKとの単独インタビューに応じ、当時の緊迫した状況を初めてカメラの前で語りました。
この中で、ヤシーンさんは「前方を走る中村さんの車が銃撃犯に衝突されたのか、速度を落とした。確認しようとしたところ、突然、銃撃が始まった。銃撃が終わったあと、犯人が地元のことばで、『誰か生きている者はいるか』と話しているのが聞こえた」と明らかにしました。
ヤシーンさんは、銃撃が始まると直ちに車のドアを開け、通りの反対側に走って逃げたということで、「銃撃が終わって中村さんのところに駆け寄り、声をかけたところ、中村さんは『私は大丈夫だ』と応じてくれた。病院に搬送される途中でも、中村さんは『大丈夫だ』と何度も答えていた」と証言し、病院に搬送された段階では、中村さんに意識があったことを明らかにしました。
そのうえで、銃撃について、「4人から5人で待ち伏せて、20秒から25秒の間に一斉に行われた」と述べ、極めて短時間の犯行だったことを明らかにしました。
現地警察も、ヤシーンさんの生存を把握しており、当時の状況について詳しく話を聞くなどして犯人の特定を急いでいます。
ソース:NHK ニュース