Hiện Furigana
医師の中村哲さん 福岡空港に到着 多くの人が出迎え 死を悼む
2019-12-09 02:28:15

アフガニスタンで銃撃され、亡くなった医師の中村哲さんが、午前10時すぎ、福岡空港に到着しました。空港ではアフガニスタンの人など多くの人が出迎えに訪れ、中村さんの死を悼みました。
福岡市のNGO「ペシャワール会」の現地代表として、アフガニスタンで長年、人道支援と復興に携わってきた医師の中村哲さん(73)は今月4日、東部ナンガルハル州ジャララバードを車で移動中に、何者かに銃撃され死亡しました。
中村さんは事件を受けて首都カブールに入った妻の尚子さんと長女の秋子さんとともに8日夕方、成田空港に帰国しました。
そして9日、羽田空港発の旅客機でふるさとの福岡に向かい、午前10時すぎ、福岡空港に到着しました。白い布にくるまれ花束が置かれたひつぎが旅客機から降ろされると、航空会社の関係者などが深々と頭を下げていました。
中村さんを乗せた車は午前10時半ごろ、空港をあとにしました。
警察は刑法の「国外犯」の規定を適用して、中村さんの死因などを調べることにしています。
ペシャワール会によりますと、中村さんの告別式は11日午後、福岡市中央区の斎場で営まれるということです。

中村さんは事件を受けて首都カブールに入った妻の尚子さんと長女の秋子さんとともに8日夕方、成田空港に帰国しました。
そして9日、羽田空港発の旅客機でふるさとの福岡に向かい、午前10時すぎ、福岡空港に到着しました。白い布にくるまれ花束が置かれたひつぎが旅客機から降ろされると、航空会社の関係者などが深々と頭を下げていました。
中村さんを乗せた車は午前10時半ごろ、空港をあとにしました。
警察は刑法の「国外犯」の規定を適用して、中村さんの死因などを調べることにしています。
ペシャワール会によりますと、中村さんの告別式は11日午後、福岡市中央区の斎場で営まれるということです。

福岡空港では九州各地で暮らすアフガニスタン人など数十人が滑走路が見渡せる展望デッキに集まり、中村さんの写真や日本とアフガニスタンの国旗、それに横断幕を掲げて中村さんの到着を待っていました。
横断幕には「守れなくて申し訳ない」、「あなたは私たちのヒーローです」、「ご冥福をお祈りします」などといったメッセージが記されていました。
このうちアフガニスタン人の男性は「本当にお疲れさまでした。深い悲しみはことばでは表せません。真心からの行いで命の水を私たちや子どもたちに届けてくれました。天国に行っても私たちをずっと励ましてくれると思います。私たちの手で立派な国にできるように頑張ります。心から感謝のことばと、ご冥福をお祈りを申し上げます。中村さんはアフガニスタンと日本の誇りです。本当にありがとうございました」と話していました。
また別のアフガニスタン人の男性は「中村さんの家族にお悔やみ申し上げます。はかりきれない損失で、無抵抗な中村さんを襲ったことは許せない。30年以上アフガニスタンのために活動してくれた。私たちの感謝の気持ちを受け取ってください」と日本語で話していました。
横断幕には「守れなくて申し訳ない」、「あなたは私たちのヒーローです」、「ご冥福をお祈りします」などといったメッセージが記されていました。
このうちアフガニスタン人の男性は「本当にお疲れさまでした。深い悲しみはことばでは表せません。真心からの行いで命の水を私たちや子どもたちに届けてくれました。天国に行っても私たちをずっと励ましてくれると思います。私たちの手で立派な国にできるように頑張ります。心から感謝のことばと、ご冥福をお祈りを申し上げます。中村さんはアフガニスタンと日本の誇りです。本当にありがとうございました」と話していました。
また別のアフガニスタン人の男性は「中村さんの家族にお悔やみ申し上げます。はかりきれない損失で、無抵抗な中村さんを襲ったことは許せない。30年以上アフガニスタンのために活動してくれた。私たちの感謝の気持ちを受け取ってください」と日本語で話していました。
ペシャワール会「彼が望んだ希望 すべて引き継ぐ」
中村さんが福岡空港に到着したことを受け、中村さんが現地代表を務めてきた福岡市のNGO「ペシャワール会」の村上優会長が午前11時から空港で記者会見を開きました。
この中で、中村さんがふるさとの福岡に帰ってきたことについて「ある意味で安どしました。やっと帰ってこられたという思いです」と述べました。
アフガニスタンで人道支援と復興に力を尽くした中村さんが亡くなったことについて「今はただ悲しいの一言につきます。亡くなられたという事実、喪失感だけが圧倒的です。今回のことは『崇高』と表現したくなる犠牲だと受け止めています」とことばを詰まらせました。
またペシャワール会の今後の活動については「中村先生が実践してきた事業はすべて継続し、彼が望んだ希望はすべて引き継いでいきたいと思っております」と述べました。
この中で、中村さんがふるさとの福岡に帰ってきたことについて「ある意味で安どしました。やっと帰ってこられたという思いです」と述べました。
アフガニスタンで人道支援と復興に力を尽くした中村さんが亡くなったことについて「今はただ悲しいの一言につきます。亡くなられたという事実、喪失感だけが圧倒的です。今回のことは『崇高』と表現したくなる犠牲だと受け止めています」とことばを詰まらせました。
またペシャワール会の今後の活動については「中村先生が実践してきた事業はすべて継続し、彼が望んだ希望はすべて引き継いでいきたいと思っております」と述べました。
ソース:NHK ニュース