Hiện Furigana
読売テレビ 番組で性別確認「人権へ配慮欠き倫理違反」BPO
2019-12-10 08:46:31

大阪の「読売テレビ」が放送した報道番組の中で、一般の人の性別を確認する内容があったことについて、BPO=放送倫理・番組向上機構は、性的マイノリティーの人権への配慮を著しく欠いた内容で「放送倫理違反があった」と結論づけました。
読売テレビは関西地方向けの夕方の報道番組「かんさい情報ネットten.」でことし5月、街の中を取材する出演者のお笑いコンビが、一般の人の性別を健康保険証を見たり体を触ったりして確認する内容を放送しました。
読売テレビは人権上著しく不適切な内容だったとして謝罪し、BPOの放送倫理検証委員会が、審議していました。
BPOは10日意見をまとめて公表し、「制作の過程で違和感を覚えたスタッフもいたが、編集作業は分業となっていて問題意識を共有できず、ダブルチェックの体制も崩壊していた」などと指摘しました。
そのうえで「問題の指摘がないまま放送に至ったことは深刻な問題で、性的マイノリティーの人権への配慮を著しく欠き、看過できない」などとして、「放送倫理違反があった」と結論づけました。
読売テレビは「番組の制作体制を強化するとともに、全社的な研修会を通じた人権意識の向上に取り組んでおり、今後も再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
読売テレビは人権上著しく不適切な内容だったとして謝罪し、BPOの放送倫理検証委員会が、審議していました。
BPOは10日意見をまとめて公表し、「制作の過程で違和感を覚えたスタッフもいたが、編集作業は分業となっていて問題意識を共有できず、ダブルチェックの体制も崩壊していた」などと指摘しました。
そのうえで「問題の指摘がないまま放送に至ったことは深刻な問題で、性的マイノリティーの人権への配慮を著しく欠き、看過できない」などとして、「放送倫理違反があった」と結論づけました。
読売テレビは「番組の制作体制を強化するとともに、全社的な研修会を通じた人権意識の向上に取り組んでおり、今後も再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
ソース:NHK ニュース