Hiện Furigana
ロボットが 書類をめくり 判を押す
2019-12-12 13:47:28

書類に判を押して契約成立。この大事な作業にもIT化の流れがやってきています。ロボットが自動で書類に押印するシステムを国内のメーカーが協力して開発しました。メーカーは「電子化が進んでいない企業や自治体の効率化に貢献したい」としています。
システムは産業用ロボットなどの開発を手がける愛知県のメーカー「デンソーウェーブ」と東京都のIT企業「日立システムズ」、それに「日立キャピタル」の国内の3社が開発しました。
2本のロボットアームで器用に書類をめくり、スキャンした画像から押印欄を自動で識別したあと取り出した印鑑に朱肉をつけて判を正確に押します。
メーカーによりますと動作は人間が行うより遅いものの、システムの起動後は書類がすべて片づくまで作業を続けてくれるため、人は別の業務ができるほか書類を電子化することも可能だということです。
工場などで利用されている産業用のロボットアームをオフィスでも活用できないか調査したところ、「押印の作業が面倒なので効率化してほしい」という声が多く寄せられ開発に乗り出したということです。
ただ、ロボットが肩代わりするのは判を押す作業だけで、契約書の内容が適切か判断するのはあくまで人が行うことが前提です。メーカーでは来年3月からシステムを貸し出すサービスを始める予定で、書類の電子化が進んでいない金融機関や自治体などに売り込みたいとしています。
担当者は、「ロボットが単純作業を代わることで、人は人にしかできない創造的な仕事に集中できる環境を実現することができる。働き方改革にも貢献したい」と話しています。
2本のロボットアームで器用に書類をめくり、スキャンした画像から押印欄を自動で識別したあと取り出した印鑑に朱肉をつけて判を正確に押します。
メーカーによりますと動作は人間が行うより遅いものの、システムの起動後は書類がすべて片づくまで作業を続けてくれるため、人は別の業務ができるほか書類を電子化することも可能だということです。
工場などで利用されている産業用のロボットアームをオフィスでも活用できないか調査したところ、「押印の作業が面倒なので効率化してほしい」という声が多く寄せられ開発に乗り出したということです。
ただ、ロボットが肩代わりするのは判を押す作業だけで、契約書の内容が適切か判断するのはあくまで人が行うことが前提です。メーカーでは来年3月からシステムを貸し出すサービスを始める予定で、書類の電子化が進んでいない金融機関や自治体などに売り込みたいとしています。
担当者は、「ロボットが単純作業を代わることで、人は人にしかできない創造的な仕事に集中できる環境を実現することができる。働き方改革にも貢献したい」と話しています。
ソース:NHK ニュース