Hiện Furigana
初期宇宙に炭素ガス雲に包まれた銀河 国立天文台など確認
2019-12-16 09:39:28

誕生間もない初期の宇宙に、巨大な炭素ガスの雲に包まれた銀河があったことを、国立天文台などのグループが初めて明らかにし、初期の宇宙がガス雲(うん)を吹き出す未知のメカニズムに関係者の注目が集まっています。
炭素などの原子は、星の内部の核融合によってでき、銀河に蓄積されていきますが、初期の宇宙ではこうした原子が、どのように存在していたのか分かっていませんでした。
国立天文台などの研究グループは、南米のチリにある「アルマ望遠鏡」で、およそ130億光年離れた誕生間もない初期の宇宙の銀河の中から炭素が出す微弱な電波を検出した18の銀河を選び出し、詳しい分析を行いました。
すると、銀河の周りを取り囲むように炭素のガスの雲が存在している様子を世界で初めて確認することができたということです。
炭素のガスの雲の半径は銀河自体の5倍に達していて、初期の宇宙の銀河以外では確認できなかったことから、グループでは、誕生間もない宇宙の銀河には炭素のガス雲を吹き出す未知のメカニズムがあるとしています。
研究の中心メンバーで、デンマークにあるコペンハーゲン大学の藤本征史さんは「メカニズムは全くの謎だが、ブラックホールの影響などが考えられ、さらに観測を重ねて謎を明らかにしていきたい」と話していました。
国立天文台などの研究グループは、南米のチリにある「アルマ望遠鏡」で、およそ130億光年離れた誕生間もない初期の宇宙の銀河の中から炭素が出す微弱な電波を検出した18の銀河を選び出し、詳しい分析を行いました。
すると、銀河の周りを取り囲むように炭素のガスの雲が存在している様子を世界で初めて確認することができたということです。
炭素のガスの雲の半径は銀河自体の5倍に達していて、初期の宇宙の銀河以外では確認できなかったことから、グループでは、誕生間もない宇宙の銀河には炭素のガス雲を吹き出す未知のメカニズムがあるとしています。
研究の中心メンバーで、デンマークにあるコペンハーゲン大学の藤本征史さんは「メカニズムは全くの謎だが、ブラックホールの影響などが考えられ、さらに観測を重ねて謎を明らかにしていきたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース