天皇てんのう陛下へいかがのぼられた「高御座たかみくら」 22日にちから一般いっぱん公開こうかい 東京とうきょう 上野うえの

天皇てんのう陛下へいかが、ことし10月つきの「即位そくい礼れい正殿せいでん（そくいれい・せいでん）の儀ぎ」でのぼられた「高御座たかみくら」などが、22日にちから東京とうきょう 上野うえのの国立こくりつ博物館はくぶつかんで一般いっぱんに公開こうかいされます。

「高御座たかみくら」は奈良なら時代じだいから天皇てんのうの即位そくいに関にかんする重要じゅうような儀式ぎしきなどで用もちいられてきたとされていて、現在げんざいのものは100年ねん余あまり前まえに、大正たいしょう天皇てんのうの即位そくいに併あわせて造つくられました。

ことし10月つきの「即位そくい礼れい正殿せいでんの儀ぎ」では、天皇てんのう陛下へいかが皇居こうきょ・宮殿きゅうでんの「松まつの間ま」に置おかれた「高御座たかみくら」の台座だいざの上うえにのぼって、即位そくいを内外ないがいに宣言せんげんするおことばを述のべられました。

「高御座たかみくら」は皇后こうごうさまが昇のぼられた「御ご帳とばり台だい」とともに、儀式ぎしきのあと東京とうきょう 上野うえのの「東京とうきょう国立こくりつ博物館はくぶつかん」に移うつされていて、22日にちから一般いっぱんに公開こうかいされます。

会場かいじょうには「高御座たかみくら」と「御ご帳とばり台だい」を囲かこうように参観さんかん者しゃの通路つうろが設もうけられ、数多かずおおくの装飾そうしょくが施ほどこされた天蓋てんがいや台座だいざなどを正面しょうめんからだけでなく、側面そくめんや裏側うらがわからも見みることができます。

このほか、儀式ぎしきで天皇てんのう皇后こうごう両りょう陛下へいかの側近そっきんの侍従じじゅうや女官にょかんが身みにつけた古式こしきゆかしい装束しょうぞくや宮内庁くないちょうの職員しょくいんらが携たずさえた太刀たちや弓矢ゆみやなども展示てんじされています。

東京とうきょう国立こくりつ博物館はくぶつかんでの高御座たかみくらなどの公開こうかいは、元日がんじつなど一部いちぶの日ひを除のぞいて１月いちがつ19日にちまで無料むりょうで行おこなわれ、来年らいねん３月さんがつには京都きょうと御所ごしょでも公開こうかいされる予定よていです。

ソース：NHK ニュース