Hiện Furigana
国立極地研の研究者 懲戒解雇処分 研究費など不正受給
2019-12-25 11:26:54

国立極地研究所の女性研究者が、領収書を偽造するなどして国の研究費など合わせて130万円余りを不正に受給したとして懲戒解雇の処分を受けました。
懲戒解雇の処分を受けたのは国立極地研究所の田邊優貴子助教です。
研究所を所管する情報・システム研究機構によりますと、田邊助教はことし2月までの6年間に、出張に使った航空券の領収書を偽造するなど合わせて43件の不正な請求で、国の研究費など130万円余りを受け取っていたということです。
この中には、カラ出張や学会の参加費の水増し請求などもあり、パソコンで領収書などを偽造していたということで、ことし2月に領収書に不審な点が見つかり調査が行われていました。
調査委員会は私的流用がなかったか調べるため、振り込まれた口座の資料を求めましたが、提出された資料も偽造されていたことが分かったということです。
情報・システム研究機構によりますと、調査に対し田邊助教は不正を認め、「すぐに使える費用を確保しておきたかった」などと説明していたということです。
情報・システム研究機構は「不正が発生したことに心よりおわび申し上げます。研究者として自覚と責任に欠けた行為で、誠に遺憾です。再発防止策を行い、信頼回復に努めます」とコメントしています。
田邊助教は生態学を専門として南極観測隊に4回参加し、メディアに取材されることも多かった注目の若手の女性研究者でした。
研究所を所管する情報・システム研究機構によりますと、田邊助教はことし2月までの6年間に、出張に使った航空券の領収書を偽造するなど合わせて43件の不正な請求で、国の研究費など130万円余りを受け取っていたということです。
この中には、カラ出張や学会の参加費の水増し請求などもあり、パソコンで領収書などを偽造していたということで、ことし2月に領収書に不審な点が見つかり調査が行われていました。
調査委員会は私的流用がなかったか調べるため、振り込まれた口座の資料を求めましたが、提出された資料も偽造されていたことが分かったということです。
情報・システム研究機構によりますと、調査に対し田邊助教は不正を認め、「すぐに使える費用を確保しておきたかった」などと説明していたということです。
情報・システム研究機構は「不正が発生したことに心よりおわび申し上げます。研究者として自覚と責任に欠けた行為で、誠に遺憾です。再発防止策を行い、信頼回復に努めます」とコメントしています。
田邊助教は生態学を専門として南極観測隊に4回参加し、メディアに取材されることも多かった注目の若手の女性研究者でした。
ソース:NHK ニュース