あの有名ゆうめいレストラン ２ふたつ星ぼしに格下かくさげ 仏ふつで議論ぎろんに

フランスのレストランのガイドブック「ミシュランガイド」は、半はん世紀せいき以上いじょうにわたって最高さいこうランクの３みっつ星ぼしと評価ひょうかしてきた、有名ゆうめいシェフのポール・ボキューズさんのレストランについて、２ふたつ星ぼしに格下かくさげすると決きめ、フランスでは大おおきな議論ぎろんが起おきています。

おととし１月いちがつに91歳さいで亡なくなったポール・ボキューズさんは、日本にっぽんをはじめ、フランス料理りょうりの海外かいがいへの普及ふきゅうにも力ちからを尽つくし、「フランス料理りょうりの最高さいこう権威けんい」とも称しょうされたシェフで、東部とうぶリヨン近郊きんこうに開ひらいたレストランは、1965年ねんから54年間ねんかんにわたって「ミシュランガイド」の３みっつ星ぼしを獲得かくとくし続つづけてきました。

このレストランについて、「ミシュランガイド」は、今月こんげつ発表はっぴょうするガイドブックで２ふたつ星ぼしに格下かくさげすることを決きめました。

「ミシュランガイド」の広報こうほうは17日にち、ＮＨＫえぬえいちけいの取材しゅざいに対にたいして「複数ふくすうの審査しんさ員いんが評価ひょうかにあたった結果けっか、２ふたつ星ぼしを与あたえることを決きめた。レストランは今いまもすばらしいが、もはや３みっつ星ぼしのレベルではない」とコメントしています。

これについてフランスのメディアは大おおきく報ほうじ、有名ゆうめいシェフがテレビ番組ばんぐみで「『ミシュランガイド』の若わかい編集へんしゅう者しゃたちがフランス料理りょうりの巨匠きょしょうを引ひきずり下おろそうとしている」とコメントした一方いっぽう、「ボキューズさんが亡なくなる前まえからもはや３みっつ星ぼしのレベルではなかった」とする料理りょうり批評ひひょう家かの話はなしを伝つたえるなど、「フランス料理りょうりの最高さいこう権威けんい」がのこしたレストランの評価ひょうかをめぐって、大おおきな議論ぎろんが起おきています。

ソース：NHK ニュース