卓球たっきゅう全日本ぜんにほん 早田そうだひな初はつ優勝ゆうしょう 決勝けっしょうで石川いしかわ破やぶる 女子じょしシングルス

卓球たっきゅうの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんは女子じょしシングルスの決勝けっしょうが行おこなわれ、19歳さいの早田そうだひな選手せんしゅが、東京とうきょうオリンピックの代表だいひょうに内定ないていしている石川いしかわ佳けい純じゅん選手せんしゅに勝かって初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

大阪おおさか市しで開ひらかれている卓球たっきゅうの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんは、大会たいかい最終さいしゅう日びの19日にち、女子じょしシングルスの決勝けっしょうが行おこなわれました。

早田そうだ選手せんしゅは準決勝じゅんけっしょうで、２に連覇れんぱ中ちゅうの伊藤いとう美よし誠まこと選手せんしゅを破やぶって初はじめて決勝けっしょうに進すすみ、４よん年ねんぶりの優勝ゆうしょうを目指めざした石川いしかわ選手せんしゅと対戦たいせんしました。

早田そうだ選手せんしゅは、第だい１いちゲーム、持ち味もちあじの力強ちからづよいショットでポイントを重かさねて11対たい７ななで取とりました。

第だい２にゲームは序盤じょばん、石川いしかわ選手せんしゅにリードされましたが、卓球たっきゅう台だいのエンドライン近ちかくに打うつ攻撃こうげき的てきなサーブや素早すばやいタイミングで厳きびしいコースに打ち返うちかえすバックハンドなどで逆転ぎゃくてんして11対たい９きゅうで奪うばい、第だい３さんゲームも取とりました。

第だい４よんゲームは落おとしましたが、第だい５ごゲームは威力いりょくのあるフォアハンドのショットなどでポイントを重かさねて11対たい８はちで奪うばい、ゲームカウント４よん対たい１いちで初はじめての優勝ゆうしょうを果はたしました。

早田そうだ選手せんしゅは、伊藤いとう選手せんしゅ、石川いしかわ選手せんしゅと東京とうきょうオリンピックの代表だいひょうに内定ないていしている２に人にんを破やぶっての優勝ゆうしょうで、今こん大会たいかい、女子じょしダブルスに続つづき、２に種目しゅもくを制せいしました。

早田そうだ「めちゃくちゃ楽たのしかった」

卓球たっきゅうの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけん女子じょしシングルスの決勝けっしょうで早田そうだひな選手せんしゅは、初はじめての優勝ゆうしょうを決きめた瞬間しゅんかん、涙なみだを流ながしながらコートにうずくまりました。

早田そうだ選手せんしゅは「これまで苦くるしいことや頑張がんばっても結果けっかが出でないことが多おおかったが、たくさんの人ひとが『ひなちゃん頑張がんばれ』と応援おうえんしてくれていた。２に冠かんを達成たっせいできてよかった」と女子じょしダブルスに続つづく優勝ゆうしょうに感慨深かんがいぶかい様子ようすで話はなしました。

準決勝じゅんけっしょうでの伊藤いとう美よし誠まこと選手せんしゅとの対戦たいせんについて「伊藤いとう選手せんしゅとはダブルスを組くみ、ふだんから一緒いっしょにいる仲間なかまではあるが、試合しあいの時ときはしっかりライバル。伊藤いとう選手せんしゅの存在そんざいがあったからこそここまで来くることができた」と話はなしました。

また、石川いしかわ佳けい純じゅん選手せんしゅとの決勝けっしょうについて「石川いしかわ選手せんしゅは何なん度ども全日本ぜんにほん選手権せんしゅけんで優勝ゆうしょうしているが、私わたしは決勝けっしょうが初はじめてなのでしっかり楽たのしむことにした。ゲームカウントで３さん対たい０ぜろとリードしたあと、第だい４よんゲームは石川いしかわ選手せんしゅが戦術せんじゅつを変かえてきた。簡単かんたんには勝かたせもらえないと思おもい、ギアを上あげて集中しゅうちゅうした。めちゃくちゃ楽たのしかった」と笑顔えがおで試合しあいを振り返ふりかえりました。

今後こんごの目標もくひょうについては「東京とうきょうオリンピックの代表だいひょうには選えらばれていないが、この1年ねんテーマを『挑戦ちょうせん』にしていろいろなことに挑戦ちょうせんしたい。逃にげていた部分ぶぶんもしっかりと向き合むきあっていきたいと思おもう」と決意けついを新あらたにしていました。

ソース：NHK ニュース