“消費しょうひ税率ぜいりつ 段階だんかい的てきに引き上ひきあげを” ＩＭＦあいえむえふが日本にっぽんに提案ていあん

ＩＭＦあいえむえふ＝国際こくさい通貨つうか基金ききんは、日本にっぽんの経済けいざい状況じょうきょうを分析ぶんせきする最新さいしんの報告ほうこく書しょを発表はっぴょうし、高齢こうれい化かによる財政ざいせい悪化あっかを食い止くいとめるため、2030年ねんまでの消費しょうひ税率ぜいりつの15％への引き上ひきあげや富裕ふゆう層そうの資産しさんに対にたいする課税かぜい制度せいどの導入どうにゅうを改あらためて提案ていあんしました。

ＩＭＦあいえむえふは10日にち、日本にっぽんの経済けいざい状況じょうきょうと今後こんごの課題かだいを分析ぶんせきする最新さいしんの報告ほうこく書しょを公表こうひょうしました。

この中なかでＩＭＦあいえむえふは、日本にっぽん経済けいざいの長期ちょうき的てきなリスクとして少子しょうし高齢こうれい化かと人口じんこう減少げんしょうを挙あげ、この影響えいきょうで40年ねん後ごのＧＤＰじ-でぃ-ぴ-＝国内こくない総そう生産せいさんは25％下か振ふれする可能かのう性せいがあるとしています。

そのうえで社会しゃかい保障ほしょう費ひの増加ぞうかによる財政ざいせい悪化あっかに対処たいしょするためには、歳出さいしゅつの削減さくげんに加くわえて、2030年ねんまでに消費しょうひ税率ぜいりつを今いまの10％から15％に、2050年ねんまでに20％に段階だんかい的てきに引き上ひきあげることや、富裕ふゆう層そうの資産しさんに対にたいする新あらたな課税かぜい制度せいどを導入どうにゅうすることが必要ひつようだと提案ていあんしています。

ＩＭＦあいえむえふは去年きょねん11月つきにトップのゲオルギエワ専務せんむ理事りじが来日らいにちした際さいにも、日本にっぽん側がわに消費しょうひ税率ぜいりつの引き上ひきあげを要請ようせいしています。

一方いっぽう、ＩＭＦあいえむえふは日本にっぽんのことしの経済けいざい成長せいちょう率りつをプラス0.7％と、前まえの年としよりも低ひくい伸のびを想定そうていしていますが、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいが今後こんご、日本にっぽん経済けいざいに与あたえる影響えいきょうを注視ちゅうししています。

ソース：NHK ニュース