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能登のと半島はんとう 北東ほくとうがわでもかつ断層だんそうずれうごいたか 政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員いいんかい

2024-03-11 22:17:36

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能登のと半島はんとう地震じしんについて、政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員いいんかいは、能登のと半島はんとう北西ほくせいがわだけでなく北東ほくとうがわでも、地震じしん海域かいいきかつ断層だんそうがずれうごいた可能かのうせいたかとする評価ひょうか結果けっかをまとめました。

能登のと半島はんとう地震じしんについて、政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員いいんかいは、複数ふくすうかつ断層だんそうかかわっているとみられるとしたうえで、能登のと半島はんとう北西ほくせいの「猿山さるやまおきセグメント」とばれる海域かいいきかつ断層だんそうがずれうごいた可能かのうせいたかとしていました。

11にち定例ていれい会合かいごうでは、北東ほくとうがわの「珠洲すずおきセグメント」がおよそ3メートル隆起りゅうきしていたとする海上かいじょう保安庁ほあんちょう調査ちょうさ結果けっかあらしめされ、能登のと半島はんとう地震じしんともな変動へんどうしめしている可能かのうせいたかとする評価ひょうか結果けっかをまとめました。

地震じしん調査ちょうさ委員いいんかい委員いいんちょう東京とうきょう大学だいがく平田ひらたただし名誉めいよ教授きょうじゅは、「地震じしんまえから存在そんざいられている海域かいいきかつ断層だんそう能登のと半島はんとう地震じしんとの関係かんけいかなりあきらかになった」とべたうえで、今後こんご地下ちか構造こうぞう調しらべる必要ひつようあるとしています。

一方いっぽう、2つのかつ断層だんそうには「輪島わじまおきセグメント」がありますが、浅瀬あさせのためふね調査ちょうさむずかしく地震じしんとの関連かんれんはわかっていません。

このほか会合かいごうでは富山とやまわん沖合おきあいつかっていた斜面しゃめん崩壊ほうかいについて海上保安庁かいじょうほあんちょう追加ついか調査ちょうさした結果けっかこれまでの南北なんぼく500メートル東西とうざい80メートルほどから、南北なんぼく3.5キロ東西とうざい1キロほどと広範囲こうはんいおよんでいることが報告ほうこくされ、地震じしん調査ちょうさ委員いいんかい津波つなみ関係かんけいした可能かのうせいがあるとしています。


千葉ちばけん東方とうほうおき地震じしん活動かつどう 減少げんしょうしつつも注意ちゅうい

また地震じしん調査ちょうさ委員いいんかいは、千葉ちばけん東方とうほうおきやその周辺しゅうへん地震じしん活動かつどうについて評価ひょうか結果けっかをまとめました。

それによりますと、千葉ちばけん東方とうほうおきやその周辺しゅうへんでは先月せんげつ26にち以降いこう地震じしん活動かつどう活発かっぱつになり、震度しんど1以上いじょう観測かんそくした地震じしんは11にち午後ごご5までに42かいにのぼっていますが、最近さいきんからだかんじるが1かい観測かんそくされないあるなど減少げんしょうしているということです。

房総ぼうそう半島はんとうではりくがわうみがわのプレートの境界きょうかいがゆっくりとずれうご「スロースリップ」によるとみられる地殻ちかく変動へんどう観測かんそくされていましたが、次第しだいちいさくなっているということです。

一方いっぽう過去かこにはすうか月かげつ程度ていど地震じしん活動かつどう継続けいぞくしたケースもあり、地震じしん調査ちょうさ委員いいんかい今後こんご震度しんど5じゃく程度ていどつよともな地震じしん注意ちゅうい必要ひつようだとしています。


平田ひらた名誉めいよ教授きょうじゅは「おも活動かつどうわりつつある印象いんしょうが、過去かこには地震じしん活動かつどうおさまったあとに、ややおおきい地震じしんきたこともあるので、ひと月ひとつき程度ていど注意ちゅういしてほしい」とはなしています。


東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい13ねんも「M7や8クラス地震じしん 確率かくりつたか

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいから13ねんがたったことについて平田ひらた名誉めいよ教授きょうじゅは、引き続ひきつづマグニチュード7や8クラスの地震じしんきる確率かくりつたかいとして注意ちゅうい必要ひつようだと指摘してきしています。

平田ひらた名誉めいよ教授きょうじゅは、政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員いいんかい定例ていれい会合かいごうのあとにひらかれた会見かいけんで13ねんまえ巨大きょだい地震じしん振り返ふりかえり、「岩手いわてけんおきから茨城いばらきけんおきまで、岩盤がんばん一気いっき破壊はかいされるマグニチュード9.0の地震じしんきる可能かのうせい当時とうじ評価ひょうかすることできなかった。地震じしんがく未熟みじゅくだった」とべました。

そのうえで、この13ねん成果せいかとして南海なんかいトラフなど日本にっぽん周辺しゅうへんのプレートの境界きょうかいきる地震じしんについて、さまざまなケース想定そうていするようになったことや主要しゅようかつ断層だんそうだけでなくそのほかかつ断層だんそうふくめ、地域ちいきをまとめて評価ひょうかするようになったことをあげました。

一方いっぽう東北とうほく地方ちほう巨大きょだい地震じしんまえには東西とうざい方向ほうこうちぢように地殻ちかく変動へんどうきていたのに対にたい地震じしんのあとは東西とうざい方向ほうこう安定あんていしていないとしています。

さらに、13ねんまえおおきくすべらなかった場所ばしょまだのこっているとして引き続ひきつづ規模きぼおおきな地震じしん注意ちゅうい必要ひつようだと指摘してきしています。

平田ひらた名誉めいよ教授きょうじゅは「マグニチュード7や8クラス地震じしんきる確率かくりつたか巨大きょだい地震じしんがあったので東北とうほくしばらく安全あんぜんだとおもわないことが非常ひじょう重要じゅうようだ」とびかけています。

ソース:NHK ニュース