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日本にっぽん製鉄せいてつ工場こうじょう ばく事故じこ年間ねんかん限度げんど10ばい相当そうとう放射線ほうしゃせん”と評価ひょうか

2024-03-12 22:16:50

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3ねんまえ兵庫ひょうごけんにある日本にっぽん製鉄せいてつ工場こうじょうエックス線えっくすせん装置そうち点検てんけんちゅう社員しゃいん2にんばくした事故じこで、原子力げんしりょく規制きせいちょうは1にん最大さいだい年間ねんかん限度げんどの10ばい相当そうとうする500ミリグレイの放射線ほうしゃせんびたと評価ひょうかし、IAEA=国際こくさい原子力げんしりょく機関きかん報告ほうこくしました。規制きせいちょう事故じこ深刻しんこくさについて、国際こくさいてき基準きじゅんで「重大じゅうだい異常いじょう事象じしょう」をしめレベル3」にたるとしています。

3ねんまえの2021ねん5つき兵庫ひょうごけん姫路ひめじある日本にっぽん製鉄せいてつ工場こうじょうで、製品せいひんあつさを測定そくていするエックス線えっくすせん装置そうち点検てんけんおこなった男性だんせい社員しゃいん2にんが、あやまってエックス線えっくすせん照射しょうしゃされている部屋へやはいってばくし、その後そのご広島ひろしま大学だいがく施設しせつ入院にゅういんして検査けんさ治療ちりょうけました。

原子力げんしりょく規制きせいちょうによりますと、2にんうでかおにはばくによって皮膚ひふ発赤はっせきという障害しょうがいたということです。

また異常いじょう染色せんしょくたい発生はっせいする頻度ひんど調しらべた結果けっかばく線量せんりょうは1にんが400から500ミリグレイと最大さいだい年間ねんかん限度げんどの10ばい相当そうとうすると評価ひょうかされたほかもう1にんが100ミリグレイ未満みまん評価ひょうかされたということで、規制きせいちょう先月せんげつこの結果けっかをIAEAに報告ほうこくしました。

規制きせいちょう事故じこ深刻しんこくさについて、放射線ほうしゃせんによる致命ちめいてきではない健康けんこう影響えいきょうがあったとして、「INES」とばれる国際こくさいてき評価ひょうか基準きじゅんで、0から7までの8段階だんかいうちうえから5番目ばんめの「レベル3」と評価ひょうかしています。

レベル3」は「重大じゅうだい異常いじょう事象じしょう」とされ、1997ねん茨城いばらきけん東海とうかいむらにあるかく燃料ねんりょうさい処理しょり施設しせつきた爆発ばくはつ事故じこおなレベルで、おなじく東海とうかいむらにあるかく燃料ねんりょう加工かこう会社かいしゃで1999ねん発生はっせいし、ばくにより2にんくなった臨界りんかい事故じこは「レベル4」です。

今回こんかい事故じこけて厚生こうせい労働ろうどうしょう対策たいさく検討けんとうすすめています。


専門せんもん重大じゅうだい事故じこ 施設しせつ管理かんりしゃはしっかり安全あんぜん確保かくほを」

放射線ほうしゃせん防護ぼうごくわしい大分おおいた県立けんりつ看護かんご科学かがく大学だいがく草間くさま朋子ともこ名誉めいよ学長がくちょうは「レベル3に評価ひょうかされたということは、大変たいへん重大じゅうだい事故じこかんがえてよい。『発赤はっせき』がということは、局所きょくしょてきにはかなりの線量せんりょうけている可能かのうせいがある。それだけのばくをする事例じれいはまれで、相当そうとうなインパクトがある」とはなしていました。

そのうえで「放射線ほうしゃせんはさまざまな領域りょういき使つかわれている。施設しせつ管理かんりしゃはしっかり安全あんぜん確保かくほし、放射線ほうしゃせん作業さぎょうしゃ安全あんぜん視点してんわすれず、なにまもらなくてはならないか常々つねづねかんがえながら作業さぎょうたらなくてはいけない」とべ、設備せつびめん対策たいさくくわえ、定期ていきてき教育きょういく訓練くんれん繰り返くりかえしていく必要ひつようあるうったえていました。

ソース:NHK ニュース