軍事ぐんじ侵攻しんこう続つづくウクライナ 世界せかい各国かっこくの専門せんもん家かが停戦ていせん条件じょうけんなど議論ぎろん

世界せかい各国かっこくの専門せんもん家かが国際こくさい情勢じょうせいを巡めぐって議論ぎろんする会議かいぎが14日にち、東京とうきょう都内とないで開ひらかれ、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづくウクライナにとって現実げんじつ的てきな停戦ていせんの条件じょうけんなど、戦闘せんとうをどう終結しゅうけつさせるかを巡めぐり意見いけんを交かわしました。

この会議かいぎは、日本にっぽんのシンクタンク「言論げんろんNPO」が東京とうきょう都内とないで開ひらいたもので、アメリカやドイツ、インド、ブラジルなど11か国かこくから国際こくさい政治せいじの専門せんもん家かなどが出席しゅっせきしました。

ロシアによるウクライナ侵攻しんこうについても議論ぎろんされ、北欧ほくおうの政治せいじコンサルタント会社かいしゃのCEOを務つとめるファブリス・ポティエ氏しは「戦争せんそうをウクライナにとって有利ゆうりな条件じょうけんで終おわらせるためには、ウクライナがヨーロッパ側がわの安全あんぜん保障ほしょうの枠組わくぐみに入はいらなくてはならない」と述のべ欧米おうべい側がわは、ウクライナのNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうへの加盟かめいを認みとめ安全あんぜんを保障ほしょうした上うえで、停戦ていせんを模索もさくすべきだと訴うったえました。

一方いっぽう、ドイツのシンクタンクの所長しょちょうを務つとめるシュテファン・マイヤー氏しは「NATO加盟かめいにも賛成さんせいだが容易よういではない。戦争せんそうはまだ続つづくと考かんがえるべきだ」と述のべ、あくまでもウクライナ支援しえんを続つづけてロシアを弱体じゃくたい化かさせた上うえで停戦ていせんの道みちを探さぐるべきだとしています。

アメリカの外交がいこう問題もんだい評議ひょうぎ会かいのジェームス・リンゼイ氏しは、NHKの取材しゅざいに対にたいしてウクライナが戦況せんきょうを好転こうてんさせられるかどうかはアメリカがカギを握にぎっているとした上うえで支援しえんを停止ていしすべきだと発言はつげんしているトランプ前ぜん大統領だいとうりょうについて「アメリカ政治せいじで大おおきな力ちからを持もっているが実際じっさい何なにをするかを予測よそくするのは非常ひじょうに難むずかしい」と述のべトランプ氏しの言動げんどうを注意深ちゅういぶかく見みていく必要ひつようがあると強調きょうちょうしました。

ソース：NHK ニュース