111年前に氷山に衝突して沈没した豪華客船タイタニック号を海底まで見に行く観光用の潜水艇は、18日午前、海中に潜ったあと連絡がとれなくなり、アメリカやカナダの沿岸警備隊などが懸命の捜索を続けています。
21日には前日に続いて海の中で音のようなものが感知され、音を感知した海域の周辺に遠隔で操縦できる無人の探査機などを投入して捜索を続けているということです。
Hiện Furigana
タイタニック潜水艇 沿岸警備隊などの捜索 時間との闘いにも
2023-06-22 07:28:03

大西洋で沈没したタイタニック号を見るために海中に潜ったあと連絡が途絶えた潜水艇は、中の酸素がなくなるのではないかと見られる時間が迫るなか、アメリカやカナダの沿岸警備隊などによる懸命の捜索が続いています。


ただ、イギリスの公共放送BBCは、アメリカ軍の原子力潜水艦の元司令官の話として、感知した音について「音は潜水艦からのものではなく、ただ自然によるものだろう」と述べています。
そのうえで、最初に音が感知されたエリアに多くの探査機が近づいたことで、さらに音を感知しているだけではないかという見方を示しました。
5人が乗った潜水艇には、緊急用の酸素など96時間、生命を維持できる装置が備わっているということですが、アメリカの沿岸警備隊の20日の会見によりますと、日本時間の22日夜にも潜水艇の酸素などがなくなるのではないかという見方もあり、捜索は時間との闘いにもなっています。
そのうえで、最初に音が感知されたエリアに多くの探査機が近づいたことで、さらに音を感知しているだけではないかという見方を示しました。
5人が乗った潜水艇には、緊急用の酸素など96時間、生命を維持できる装置が備わっているということですが、アメリカの沿岸警備隊の20日の会見によりますと、日本時間の22日夜にも潜水艇の酸素などがなくなるのではないかという見方もあり、捜索は時間との闘いにもなっています。
潜水艇乗客の友人「どうか無事に帰ってきて」

潜水艇に乗った、イギリス人の実業家で冒険家としても知られるハミッシュ・ハーディングさんの友人で、NASA=アメリカ航空宇宙局の元宇宙飛行士のテリー・バーツさんがNHKのインタビューに応じました。
ハーディングさんは潜水艇に乗る前、バーツさんに「きょう、天候がよければタイタニック号を目指して潜水する」というテキストメッセージを送ってきたということです。
バーツさんはハーディングさんの安否について「酸素が供給できる時間はあと少ししかなく、不安でいっぱいだ。5人の乗組員が全員、無事であってほしい」と述べました。
そのうえで「どうか無事に帰ってきてほしい。次の冒険の計画を一緒に立てたいです」と述べハーディングさんの無事を祈りました。
またハーディングさんの人柄について「明るく社交的で、砂漠や海、山など、冒険をすることに何よりも情熱を注ぐ人です」と述べました。
ハーディングさんは潜水艇に乗る前、バーツさんに「きょう、天候がよければタイタニック号を目指して潜水する」というテキストメッセージを送ってきたということです。
バーツさんはハーディングさんの安否について「酸素が供給できる時間はあと少ししかなく、不安でいっぱいだ。5人の乗組員が全員、無事であってほしい」と述べました。
そのうえで「どうか無事に帰ってきてほしい。次の冒険の計画を一緒に立てたいです」と述べハーディングさんの無事を祈りました。
またハーディングさんの人柄について「明るく社交的で、砂漠や海、山など、冒険をすることに何よりも情熱を注ぐ人です」と述べました。
ソース:NHK ニュース