気象庁予報課の立原秀一主任予報官は、大雨の見通しについて「前線に向かって湿った空気が流れ込むと予想されているが、その度合いが非常に高いのが今回の特徴だ。北陸や中国地方など、ふだん雨の多くない日本海側で総雨量が100ミリから200ミリと予想されていて、大雨による災害が起きてもおかしくない雨量だと考えている」と説明しました。
線状降水帯による大雨の可能性については「線状降水帯の予測は非常に難しく、現状ではまだ言及できる段階にはない。可能性が高まったと判断できたときは情報を発表するので今後の情報に留意してほしい」と述べました。
Hiện Furigana
土曜にかけ大雨のおそれ 気象庁「災害起きてもおかしくない」
2023-06-29 07:09:24

30日から7月1日土曜にかけて梅雨前線が南下して活動が活発になり、西日本から東北にかけての日本海側を中心に大雨となるおそれがあります。この数日の雨で地盤が緩んでいる地域があるほか、ふだん雨の少ない地域で雨量が増えると予想されていることから、気象庁は災害の危険性があるとして早めの備えを進めるよう呼びかけています。


さらに、立原主任予報官は今月26日以降、全国的に雨が続き、土砂災害の危険度が高くなっている地域があると指摘し、梅雨前線が2日の日曜日以降も日本付近に停滞するとの見通しを示しました。
その上で「6月下旬から7月にかけては例年、本格的な梅雨の時期で、大雨に対する危機感や警戒感を高めてほしい。お住まいの場所でどんな災害の危険性があるかや避難場所、避難経路についてハザードマップなどでいま一度確認してほしい」と呼びかけました。
その上で「6月下旬から7月にかけては例年、本格的な梅雨の時期で、大雨に対する危機感や警戒感を高めてほしい。お住まいの場所でどんな災害の危険性があるかや避難場所、避難経路についてハザードマップなどでいま一度確認してほしい」と呼びかけました。
政府 情報連絡室を設置
西日本から東北にかけての日本海側を中心に30日から大雨となるおそれがあることを受けて、政府は29日午後3時、総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、情報収集と警戒に当たっています。
ソース:NHK ニュース