トランプ大統領だいとうりょう 輸入ゆにゅう車しゃ制限せいげん措置そち 発動はつどうについて近ちかく判断はんだんへ

アメリカのトランプ大統領だいとうりょうは貿易ぼうえき赤字あかじを解消かいしょうするために検討けんとうを続つづけている日本にっぽんやＥＵい-ゆ-＝ヨーロッパ連合れんごうの自動車じどうしゃに高たかい関税かんぜいを上乗うわのせする輸入ゆにゅう制限せいげん措置そちについて、今月こんげつ中旬ちゅうじゅんまでに発動はつどうするかどうかの判断はんだんを示しめす方針ほうしんで、その行方ゆくえが注目ちゅうもくされています。

トランプ大統領だいとうりょうは日本にっぽんやＥＵい-ゆ-の自動車じどうしゃに高たかい関税かんぜいを上乗うわのせする輸入ゆにゅう制限せいげん措置そちについて、ことし５月ごがつ、各国かっこくと協議きょうぎすることなどを理由りゆうに発動はつどうの判断はんだんを180日間にちかん延長えんちょうしていました。

これについてロス商務しょうむ長官ちょうかんは３さん日にち、アメリカのメディア、ブルームバーグのインタビューで「アメリカへの工場こうじょうの投資とうし計画けいかくをめぐって個別こべつの交渉こうしょうが進すすんでいるため、発動はつどうの必要ひつようはないかもしれない」と述のべました。

これは日本にっぽんとの間までは先月せんげつ、新あらたな貿易ぼうえき協定きょうていに署名しょめいし、協定きょうていの履行りこう中ちゅうは日本にっぽん車しゃへの追加ついか関税かんぜいを発動はつどうしないとした首脳しゅのう間かんの合意ごういが交かわされたため、発動はつどうを見送みおくる可能かのう性せいを示しめしたものとみられます。

ただ、ＥＵい-ゆ-との間までは航空こうくう機きや農産のうさん品ひんの関税かんぜいをめぐって対立たいりつしていて、先月せんげつ、トランプ大統領だいとうりょうが「ドイツやフランスはアメリカに自動車じどうしゃを大量たいりょうに輸出ゆしゅつし、苦くるしめてきた」と発言はつげんするなど不満ふまんを示しめしているため、予断よだんを許ゆるさない状況じょうきょうです。

トランプ大統領だいとうりょうは期限きげんとなる今月こんげつ中旬ちゅうじゅんまでに輸入ゆにゅう制限せいげん措置そちを発動はつどうするかどうかの判断はんだんを示しめす方針ほうしんで、その行方ゆくえが注目ちゅうもくされています。

ソース：NHK ニュース