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大饗おわいおこなわれる 「だいみや参列さんれつしゃまね饗宴きょうえん

2019-11-16 05:51:06

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天皇てんのう陛下へいかが「大嘗祭だいじょうさい(だいじょうさい)」の中心ちゅうしんてき儀式ぎしきだいみや(だいじょうきゅうのぎ)」に参列さんれつしたひとたちをまねいてもよお饗宴きょうえん大饗おわい(だいきょうのぎ)」が皇居こうきょ宮殿きゅうでんおこなわれ、天皇てんのう陛下へいかは「国民こくみんしあわくに一層いっそう発展はってんいのります」とことばをべられました。

大饗おわい」は、「大嘗祭だいじょうさい」の中心ちゅうしんてき儀式ぎしきひとつで、宮殿きゅうでんの「豊明とよあき殿どの(ほうめいでん)」で、かいけておこなわれます。

いちかいの16にちは、三権さんけんちょう閣僚かくりょうほか栃木とちぎけん京都きょうとの「斎田さいだ(さいでん)」を耕作こうさくた「大田おおたぬし(おおたぬし)」とばれる男性だんせいにんなど、300にんちか出席しゅっせきしました。

天皇てんのう陛下へいかは、正午しょうごすぎに「豊明とよあき殿どの」にはいと、皇后こうごうさまとともに縁起物えんぎものまつなどえがかれた「にしきさわ(にしきのぜじょう)」とばれるおおきなきぬかざまくまえたれました。

そして天皇てんのう陛下へいかが、「だいみやえ、みなさんまねし、だいきょうもよおことをまことにうれしくおもいます。この機会きかいに、国民こくみんしあわくに一層いっそう発展はってんいのります」とことばをべられたあと、参列さんれつしゃ代表だいひょうして安倍あべ総理そうり大臣だいじんがあいさつしました。

つづいて、天皇てんのう皇后こうごうりょう陛下へいかは、参列さんれつしたひとたちとともに、「斎田さいだ」で収穫しゅうかくされたべいでつくられた「白酒しろざけ(しろき)」と「黒酒くろき(くろき)」とばれるにごり酒にごりざけくちにされました。

このあと、栃木とちぎけん京都きょうと特産とくさんひん披露ひろうされ、収穫しゅうかくされたべいお祝おいわ料理りょうりはしがつけられたということです。

また舞台ぶたいでは、宮内庁くないちょうらくによって古式こしきゆかしい舞楽ぶがくや、栃木とちぎけん京都きょうとにちなんであらにつくられた「風俗ふうぞくまい(ふぞくまい)」が披露ひろうされました。

大饗おわい」のかいは18にちおこなわれます。

献立こんだてには伝統でんとうてき宮中きゅうちゅう料理りょうり

大饗おわい」の献立こんだても、平成へいせいねん前回ぜんかい踏襲とうしゅうしたものとなり、天皇てんのう皇后こうごうりょう陛下へいかのものと参列さんれつしゃのものの種類しゅるい用意よういされました。

りょう陛下へいか献立こんだては、「御台みだいばん(おだいばん)」とばれるしゅりの木製もくせいつくえうえに、かざ意味合いみあいのつよ伝統でんとうてき宮中きゅうちゅう料理りょうりと、ふだんから祝宴しゅくえんされる料理りょうりならべてされました。

中央ちゅうおうには、「悠紀ゆき(ゆき)」地方ちほうの「斎田さいだ」のこめぎんうつわたかりつけられ、まわ取り囲とりかこむようにきじのにくしたあわびなどりつけられています。

このほか縁起物えんぎもののたいの塩焼しおやきや刺身さしみなどされました。

一方いっぽう参列さんれつしゃにも、りょう陛下へいか献立こんだてまえた料理りょうり用意よういされました。

このうち伝統でんとうてき宮中きゅうちゅう料理りょうり品数しなかずりょう陛下へいか半分はんぶんほどで、持ち帰もちかえりやすいようにかみはこれてされました。

飲み物のみものは、宮中きゅうちゅう祝宴しゅくえんなどされる日本にっぽんしゅのほか、「悠紀ゆき地方ちほうと「しゅもと(すき)」地方ちほうべいでつくられた白酒しろざけ黒酒くろきばれるにごり酒にごりざけがふるまわれました。

白酒しろざけ」「黒酒くろき」とは

白酒しろざけ」は、日本にっぽんふるくからつたわる伝統でんとうてきにごり酒にごりざけで、「黒酒くろき」は、「白酒しろざけ」にはいぜてつくったさけです。

大嘗祭だいじょうさい」では、「悠紀ゆき地方ちほうと「しゅもと地方ちほうふたつの「斎田さいだ」で収穫しゅうかくされたべいでつくられ、中心ちゅうしんてき儀式ぎしきひとつ「だいみや」でかみ々にそなえられます。

今回こんかいの「大嘗祭だいじょうさい」にあたって、わせておよそ230リットルがつくられ、「大饗おわい」では、天皇てんのう皇后こうごうりょう陛下へいかくちにされるとともに、参列さんれつしゃにもふるまわれます。

風俗ふうぞくまい」などぶがく披露ひろう

大饗おわい」では、宮内庁くないちょうらくによって、古式こしきゆかしい舞楽ぶがくや「大嘗祭だいじょうさい」のたびにあたらしくつくられる「風俗ふうぞくまい(ふぞくまい)」などの舞楽ぶがくえんじられます。

最初さいしょえんじられるのは、日本にっぽんもっとふるぶがくとされる「久米くめまい(くめまい)」で、宮内庁くないちょうらく伝承でんしょうされてきたものです。

つづいて、「大嘗祭だいじょうさい」がおこなわれるたびにあたらしくつくられる「風俗ふうぞくまい」が披露ひろうされます。

風俗ふうぞくまい」は、「大嘗祭だいじょうさい」にあたって、「悠紀ゆき地方ちほうえらばれた栃木とちぎけんと、「しゅもと地方ちほうえらばれた京都きょうと名所めいしょまつりなどんだ短歌たんかに、その地方ちほうつたわる民謡みんようまい参考さんこうにしてそれぞれきょくまいをつくったものです。

栃木とちぎけんは、天皇てんのう一家いっかたびたびたずねられる那須なす御用邸ごようていちかもりなどが、京都きょうとは、北野きたの天満宮てんまんぐうまつりの様子ようすなどが詠み込よみこまれました。

最後さいご演目えんもく五節ごせちまい(ごせちのまい)」は、飛鳥あすか時代じだい天武てんむ天皇てんのうがつくったとされるいわせきいで、十二単じゅうにひとえ姿すがたにん女性じょせいはなやかまい披露ひろうします。

縁起物えんぎものえがいたまくやびょうぶがかざられる

大饗おわい」がおこなわれる「豊明とよあき殿どの」には、縁起物えんぎものまつなどえがいたまくや、あらにつくられたびょうぶなどがかざられました。

このうち天皇てんのう皇后こうごうりょう陛下へいかせきうしかざられた「にしきさわ」というきぬかざまくは、たかさがおよそ3.6メートルはばはおよそ9.3メートルあり、おおきなまつ山々やまやまなど自然しぜんすみえがかれています。

また、「悠紀ゆき地方ちほう栃木とちぎけんと「しゅもと地方ちほう京都きょうと名所めいしょ四季しき和歌わかとともにえがきあらわしあらにつくられた「風俗ふうぞく屏風びょうぶ(ふぞくうたびょうぶ)」というびょうぶもならべられました。

このうち栃木とちぎけんのびょうぶには、なつ那須なす連山れんざんなどえがかれていて、那須なすたけし源流げんりゅうとするかわみずながれる様子ようす詠み込よみこまれています。

また京都きょうとのびょうぶには、あき嵐山あらしやま紅葉こうようえがかれ、かわながれるモミジのなど詠み込よみこまれています。
ソース:NHK ニュース