Hiện Furigana
大阪 誘拐事件 女の子「食事は1日1食程度だった」
2019-11-24 09:51:26

大阪の小学6年生の女の子を誘拐したとして栃木県の35歳の男が逮捕された事件で、女の子が男の自宅にいる間、「食事は1日1食程度だった」と話していることが警察への取材でわかりました。警察は男の自宅を捜索するなどして、女の子が連れ去られた後の状況を詳しく調べています。
今月17日から行方不明になっていた大阪 住吉区の小学6年生の女の子(12)は、23日、栃木県小山市内の交番で無事、保護されました。
警察はSNSを通じて知り合った女の子を誘い出し、小山市の自宅に連れ去ったとして自称派遣社員の伊藤仁士容疑者(35)を未成年者誘拐の疑いで逮捕し、24日、大阪に移送しました。調べに対して容疑を否認しているということです。
これまでの捜査で、17日の午前中に住吉区の公園で女の子と初めて会ったあと、その日のうちに自宅に連れ去った疑いが持たれています。
女の子は逃げ出すまでの6日間、伊藤容疑者の自宅で過ごしていたとみられていますが、この間、「食事は1日1食程度で、風呂は2日に1回ぐらいだった」と話していることが警察への取材でわかりました。
警察は自宅を捜索するなどして、女の子が連れ去られた後の状況を詳しく調べています。
また、自宅には、6月から行方不明になっていた茨城県の15歳の女子中学生もいましたが、親の元に帰されたということで、警察は、この間のいきさつについても調べる方針です。
警察はSNSを通じて知り合った女の子を誘い出し、小山市の自宅に連れ去ったとして自称派遣社員の伊藤仁士容疑者(35)を未成年者誘拐の疑いで逮捕し、24日、大阪に移送しました。調べに対して容疑を否認しているということです。
これまでの捜査で、17日の午前中に住吉区の公園で女の子と初めて会ったあと、その日のうちに自宅に連れ去った疑いが持たれています。
女の子は逃げ出すまでの6日間、伊藤容疑者の自宅で過ごしていたとみられていますが、この間、「食事は1日1食程度で、風呂は2日に1回ぐらいだった」と話していることが警察への取材でわかりました。
警察は自宅を捜索するなどして、女の子が連れ去られた後の状況を詳しく調べています。
また、自宅には、6月から行方不明になっていた茨城県の15歳の女子中学生もいましたが、親の元に帰されたということで、警察は、この間のいきさつについても調べる方針です。
「中学時代は成績も優秀だったが…」
伊藤容疑者は近所では一人暮らしだったとみられていました。
近所の人によりますと、以前は、同じ住宅で祖母と母親、きょうだいと暮らしていましたが、家族は現在、すぐ近くにある別の住宅などで生活しているということです。
同級生によりますと、中学生の頃は剣道部に所属し、まじめで成績も優秀でしたが、高校受験で希望していた学校に進学できなかったということです。
親戚によりますと、成人してからは仕事を転々としていて、母親は「定職についていないから結婚は難しい」と話していたということです。
一方、かつて勤務したアルバイト先の一つだった小山市内の自動車教習所では、周囲からよい印象を持たれていました。教習所の社長によりますと、伊藤容疑者は送迎や事務の仕事をしていました。まじめで優しいという印象で、トラブルの際には関係者をたしなめることもあったということです。正社員にならないかと誘われましたが、応じず、数か月ほどで退職したということです。
近所の人によりますと、以前は、同じ住宅で祖母と母親、きょうだいと暮らしていましたが、家族は現在、すぐ近くにある別の住宅などで生活しているということです。
同級生によりますと、中学生の頃は剣道部に所属し、まじめで成績も優秀でしたが、高校受験で希望していた学校に進学できなかったということです。
親戚によりますと、成人してからは仕事を転々としていて、母親は「定職についていないから結婚は難しい」と話していたということです。
一方、かつて勤務したアルバイト先の一つだった小山市内の自動車教習所では、周囲からよい印象を持たれていました。教習所の社長によりますと、伊藤容疑者は送迎や事務の仕事をしていました。まじめで優しいという印象で、トラブルの際には関係者をたしなめることもあったということです。正社員にならないかと誘われましたが、応じず、数か月ほどで退職したということです。
SNSきっかけの子どもの被害相次ぐ
SNSをきっかけに小学生や中学生など未成年が犯罪に巻き込まれるケースは全国で相次いでいます。
警察庁によりますと、去年1年間にSNSを利用して犯罪の被害に遭った18歳未満の子どもは全国で1811人に上っていて、殺人や誘拐など重大な事件に巻き込まれた子どもも91人いました。
SNS上で、男が「家に泊まらせてあげる」などとして誘い出す手口も相次いでいます。
おととし、神奈川県座間市のアパートで15歳から26歳までの9人が殺害された事件では、SNSで「死にたい」などと悩みを書き込んだ被害者に対して男がメッセージを送るなどして巧みに自宅に誘い込んでいました。
また、おととしSNSで知り合った青森県の15歳の女子中学生を神奈川県の自宅に誘い出し2か月間住まわせていた30代の男が逮捕されました。
男は家出願望のある少女を探してメッセージを送っていたということです。ことし1月には行方不明になっていた東京の18歳の女子大学生が茨城県内で遺体で見つかり、ネットを通じて知り合った30代の男が殺害したなどとして逮捕されています。
警察庁によりますと、去年1年間にSNSを利用して犯罪の被害に遭った18歳未満の子どもは全国で1811人に上っていて、殺人や誘拐など重大な事件に巻き込まれた子どもも91人いました。
SNS上で、男が「家に泊まらせてあげる」などとして誘い出す手口も相次いでいます。
おととし、神奈川県座間市のアパートで15歳から26歳までの9人が殺害された事件では、SNSで「死にたい」などと悩みを書き込んだ被害者に対して男がメッセージを送るなどして巧みに自宅に誘い込んでいました。
また、おととしSNSで知り合った青森県の15歳の女子中学生を神奈川県の自宅に誘い出し2か月間住まわせていた30代の男が逮捕されました。
男は家出願望のある少女を探してメッセージを送っていたということです。ことし1月には行方不明になっていた東京の18歳の女子大学生が茨城県内で遺体で見つかり、ネットを通じて知り合った30代の男が殺害したなどとして逮捕されています。
ソース:NHK ニュース