Hiện Furigana
バングラデシュ 22人死亡テロ事件 過激派組織7人に死刑判決
2019-11-27 08:00:01

3年前、バングラデシュの首都ダッカで、イスラム過激派が飲食店を襲撃し、日本人7人を含む22人が犠牲になったテロ事件で、現地の特別法廷は資金や武器の調達に関わったなどとして、過激派組織のメンバー7人に死刑の判決を言い渡しました。
3年前の2016年7月、バングラデシュの首都ダッカで、過激派組織IS=イスラミックステートのバングラデシュ支部を名乗る男らが飲食店を襲撃し、現地でJICA=国際協力機構の事業を請け負い活動していた日本人7人を含む22人が犠牲となりました。
実行犯の男ら5人は現場で治安部隊に射殺されましたが、イスラム過激派組織のほかのメンバー8人が資金や武器の調達に関わり、実行犯を支援したなどとして起訴されていました。
この裁判でダッカの対テロ特別法廷は27日、8人のうち7人に死刑の判決、残る1人については証拠がないなどとして無罪の判決を言い渡しました。
この事件では過激派組織ISが犯行を主張し、バングラデシュ国民だけでなくアジアなど海外で活動する日本人や外国人にも大きな衝撃が走り、現地の警察は治安の回復に取り組むとして過激派組織のメンバーだとする100人近くを殺害したり拘束したりして、掃討作戦を進めています。
実行犯の男ら5人は現場で治安部隊に射殺されましたが、イスラム過激派組織のほかのメンバー8人が資金や武器の調達に関わり、実行犯を支援したなどとして起訴されていました。
この裁判でダッカの対テロ特別法廷は27日、8人のうち7人に死刑の判決、残る1人については証拠がないなどとして無罪の判決を言い渡しました。
この事件では過激派組織ISが犯行を主張し、バングラデシュ国民だけでなくアジアなど海外で活動する日本人や外国人にも大きな衝撃が走り、現地の警察は治安の回復に取り組むとして過激派組織のメンバーだとする100人近くを殺害したり拘束したりして、掃討作戦を進めています。
遺族「判決は当然の報い」
このテロ事件で犠牲になった岡村誠さん(当時32)の父親で、千葉県富里市の岡村駒吉さん(75)は、過激派組織のメンバーに死刑が言い渡されたことについてNHKの取材に対し、「無防備な息子を赤子の手をひねるように殺した過激派のやり方に、はらわたが煮えくりかえる思いで過ごしてきた。判決は当然の報いとしか言いようがない」と話していました。
ソース:NHK ニュース