Hiện Furigana
中村医師の元同僚 11年前アフガンで殺害された男性の遺族は
2019-12-05 03:34:26

アフガニスタンで長年、人道支援と復興に携わってきた医師の中村哲さんが銃撃され死亡した事件を受けて、かつて中村さんとともに活動し、11年前に殺害された静岡県掛川市出身の伊藤和也さん(当時31)の両親が、5日朝取材に応じ、父親の正之さんは「悲しみと怒り、無念さが混在しています」などと胸の内を語りました。

中村さんと同じ「ペシャワール会」で活動していた掛川市出身の伊藤和也さんは、11年前、復興支援活動をしていたアフガニスタンで武装グループに誘拐され、殺害されました。
今回の事件を受け、伊藤さんの父親の正之さんと母親の順子さんが市内の自宅で取材に応じました。
正之さんは「中村先生は和也が指導を受けるなど、とてもお世話になった恩人で、ショックで言葉になりません。悲しみや怒り、無念さが混在し、昨夜は眠れませんでした」と話していました。
順子さんは「和也がまた殺されたように感じられ、とても悔しいです。2人がアフガニスタンで何をしたのか、なぜこのような別れ方をしなければならないのか、怒りで胸がいっぱいです」と涙をにじませていました。
自宅には中村さんと伊藤さんが並んだ写真が大切に残されています。両親は中村さんが帰国した際、何度か面会する機会があったとし、最後に会ったのは2年前で、静岡県内で開かれた中村さんの講演会のあと、夕食をともにしたということです。
正之さんは「中村さんの『誰も行かないところに行って、誰もしないことをやる』という言葉が強く印象に残っています。2人がしてきたことが無駄にならないよう、現地の子どもたちがしっかり食事をとり、教育を受けられる環境になることを願っています」と話していました。
今回の事件を受け、伊藤さんの父親の正之さんと母親の順子さんが市内の自宅で取材に応じました。
正之さんは「中村先生は和也が指導を受けるなど、とてもお世話になった恩人で、ショックで言葉になりません。悲しみや怒り、無念さが混在し、昨夜は眠れませんでした」と話していました。
順子さんは「和也がまた殺されたように感じられ、とても悔しいです。2人がアフガニスタンで何をしたのか、なぜこのような別れ方をしなければならないのか、怒りで胸がいっぱいです」と涙をにじませていました。
自宅には中村さんと伊藤さんが並んだ写真が大切に残されています。両親は中村さんが帰国した際、何度か面会する機会があったとし、最後に会ったのは2年前で、静岡県内で開かれた中村さんの講演会のあと、夕食をともにしたということです。
正之さんは「中村さんの『誰も行かないところに行って、誰もしないことをやる』という言葉が強く印象に残っています。2人がしてきたことが無駄にならないよう、現地の子どもたちがしっかり食事をとり、教育を受けられる環境になることを願っています」と話していました。
ソース:NHK ニュース