食料不足対策しょくりょうぶそくたいさく　東農大とうのうだいがザリガニ食研究しょくけんきゅうを発表はっぴょう

　人口じんこうの増加ぞうかや気候変動きこうへんどうなどによる世界的せかいてきな食料不足しょくりょうぶそくへの解決策かいけつさくとして、東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがくがザリガニを新あらたな食資源しょくしげんとして活用かつようする研究けんきゅうを発表はっぴょうしました。

　東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがくは、ケニアの大学だいがくや企業きぎょうと共ともにアメリカザリガニの食用資源化しょくようしげんかに向むけた研究けんきゅうを行おこなっています。

　日本にっぽんではアメリカザリガニは生態系せいたいけいを脅おどかすとして今年ことし6月がつから条件付特定外来生物じょうけんづけとくていがいらいせいぶつに指定していされていて、販売はんばいを目的もくてきとした飼育しいくが禁止きんしされています。

　しかし、世界せかいでは養殖ようしょくされているザリガニの99％以上いじょうがアメリカザリガニで、主おもに中国ちゅうごくやアメリカで食用しょくようにされています。

　高こうたんぱくで成長せいちょうスピードが速はやく、生産せいさんコストも低ひくいことから栄養不足えいようぶそくが深刻しんこくなアフリカでも、食文化しょくぶんかに取とり入いれるための研究けんきゅうを続つづけていくとしています。

　東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがく　江口文陽学長えぐちぶんひがくちょう：「未利用資源みりようしげんであったザリガニの素晴すばらしい研究けんきゅうが食資源しょくしげんにつながっていくと感かんじている」

ソース：NHK ニュース