秋田県と青森県の山が集まっている所は、白神山地と呼ばれています。世界でも珍しいぐらい広いぶなの林が自然のまま残っています。1993年には鹿児島県の屋久島と一緒に、日本で初めてユネスコの世界自然遺産になりました。
秋田県藤里町で11日、世界自然遺産になってから30年を記念する式がありました。
白神山地に来る人は、毎年少なくなっています。2022年度は1万6200人ぐらいで、いちばん多かったときの20%ぐらいになりました。秋田県から山に入るコースが十分に歩きやすくなっていないことなどが、原因のようです。山の案内をするガイドの年齢が高くなっていることも問題になっています。
藤里町の町長は「新しいガイドを育てたりして、多くの人に来てもらうようにしたいです」と話しました。