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NISA 来月らいげつ拡充かくじゅう個人こじん資産しさんどううご? 金融きんゆう機関きかんがセミナー開催かいさい

2023-12-17 05:57:57

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来月らいげつから個人こじん投資とうし対象たいしょうにした税制ぜいせい優遇ゆうぐう制度せいど「NISA」が拡充かくじゅうされます。
今後こんご個人こじん保有ほゆうする巨額きょがく現金げんきん預金よきんどううごかが焦点しょうてんです。
こうしたなか金融きんゆう機関きかんなどあたらしい制度せいど利用りよう方法ほうほうについて理解りかいしてもらおうと積極せっきょくてきにセミナーをひらいています。

セミナー講師こうし リスクふまえた“のリテラシー”が重要じゅうよう

このうち大手おおて資産しさん運用うんよう会社かいしゃ東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ今月こんげつ12にち東京とうきょうみなとひらいたセミナーには20だいから40だい中心ちゅうしんに50にんあまり参加さんかしました。

はじめにセミナーの講師こうしつとめた東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ担当たんとうしゃ投資とうしにあたっての注意ちゅういてんとして、「リターンとリスクは比例ひれいするという原則げんそくがあり、ローリスクでハイリターンという商品しょうひん存在そんざいしない」べ、金融きんゆう商品しょうひんのリスクをふまえたのリテラシーが重要じゅうようだと説明せつめいしました。

つづいて、資産しさん運用うんよう会社かいしゃ担当たんとうしゃ「NISAの最大さいだいのメリットは運用うんようえき課税かぜいなることだ」指摘してきし、来月らいげつ拡充かくじゅうされるあたらしいNISAの制度せいど利用りようしてどのように資産しさん形成けいせいするのか、具体ぐたいてきなケースをまじえて説明せつめいしました。

セミナーに参加さんかした横浜よこはまの30だい女性じょせいは「将来しょうらい老後ろうご資産しさん不安ふあんで、NISAに興味きょうみをもちました。なにからはじめたらいいのかをりたくて参加さんかしました」とはなしていました。

講師こうしつとめた東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ金融きんゆうリテラシーサポート吉田よしだ貴弘たかひろ課長かちょうは「わか参加さんかしゃおおく、NISAの拡充かくじゅうまえ投資とうしねつたかまりかんじた。自身じしんのライフプランにNISAをどう活用かつようするのか検討けんとうしてほしい」とはなしていました。


子育こそだ世帯せたい活用かつよう前向まえむこえ

NISAの拡充かくじゅう来月らいげつせまなか子育こそだ世帯せたいからはども教育きょういく資金しきんなど準備じゅんびするため、あたらしいNISAの活用かつよう前向まえむきに検討けんとうしたいというこえかれました。

都内とない会社かいしゃいん伊橋いはし美香みかさん(34)は育児いくじ休業きゅうぎょう取得しゅとくして2さいと0さいむすめそだてています。

伊橋いはしさん長女ちょうじょ将来しょうらい教育きょういく資金しきんてたいと、長女ちょうじょまれてからいまの「つみたてNISA」でつきに2まんえんぶん投資とうし信託しんたく購入こうにゅうしています。

来月らいげつからはじまるしんNISA」では課税かぜい保有ほゆうできる資産しさん限度げんどがく大幅おおはば拡大かくだいすることから、次女じじょ教育きょういく資金しきん準備じゅんびするため、今後こんごおっと口座こうざ開設かいせつして積み立つみた投資とうしはじめようと夫婦ふうふ相談そうだんしています。

ただ物価ぶっか上昇じょうしょう影響えいきょうくわえ、子育こそだ費用ひようがかさみ、生活せいかつなど必要ひつようお金おかね想定そうてい上回うわまわこともあるということで、今後こんごどの程度ていど投資とうしやすかは慎重しんちょう検討けんとうしているということです。

伊橋いはしさんは「どもおおきくなったときに、やりたいことをやらせてあげたいというおもいは夫婦ふうふ一致いっちしているので、なるべくそちらお金おかねまわしてあげたい。投資とうしなので一定いっていのリスクがあるのは仕方しかたがないです生活せいかつえるなかで、けっして簡単かんたんせる金額きんがくではないですが、自分じぶんたちの小遣こづか切り詰きりつめたりして、徐々じょじょ積み立つみた投資とうしやしていきたい」とはなしていました。


個人こじん金融きんゆう資産しさん 今後こんごどううご焦点しょうてん

政府せいふ来年らいねん1つき個人こじん投資とうし対象たいしょうにした税制ぜいせい優遇ゆうぐう制度せいど「NISA」を拡充かくじゅうするなど貯蓄ちょちく投資とうし振り向ふりむけて、個人こじん資産しさん形成けいせい経済けいざい成長せいちょう後押あとおする施策しさくすすめたいとしていますが、個人こじん保有ほゆうする巨額きょがく現金げんきん預金よきん今後こんごどううごくかが焦点しょうてんです。

日銀にちぎんが3か月かげつごとに公表こうひょうする「資金しきん循環じゅんかん統計とうけい」によりますと、個人こじん保有ほゆうする預金よきん株式かぶしき保険ほけんなど金融きんゆう資産しさんは、ことし6月末げつまつ時点じてんで2115ちょうえんと、過去かこ最高さいこう更新こうしんしました。

個人こじん金融きんゆう資産しさん全体ぜんたいめる割合わりあいをみると、「現金げんきん預金よきん」は52.8%、「保険ほけん年金ねんきんなど」は25.4%、「株式かぶしきなど」は12.7%「投資とうし信託しんたく」は4.7%などとなっています。

これに対にたいしてアメリカはことし3月末げつまつ時点じてんで、「現金げんきん預金よきん」は12.6%、「保険ほけん年金ねんきんなど」は28.6%、「株式かぶしきなど」は39.4%、「投信とうしん信託しんたく」は11.9%。

また、ユーロけんではことし3月末げつまつ時点じてんで「現金げんきん預金よきん」は35.5%、「保険ほけん年金ねんきんなど」は29.1%、「株式かぶしきなど」は21%、「投資とうし信託しんたく」は10.1%などとなっています。


日本にっぽん個人こじん資産しさん 現金げんきん預金よきん割合わりあいたか背景はいけい

日本にっぽん個人こじん金融きんゆう資産しさん一貫いっかんして現金げんきん預金よきん割合わりあいたか状態じょうたいつづいています。

背景はいけいとして、▽バブル崩壊ほうかい株価かぶかおおきく値下ねさがりし、証券しょうけん業界ぎょうかい不祥事ふしょうじ相次あいついだことなど背景はいけい投資とうし慎重しんちょうひとおおことにくわえて、▽デフレが長期ちょうきし、現金げんきん実質じっしつてき価値かちがっていたことなどから、相対そうたいてきにリスクのたか株式かぶしきなどへの投資とうし敬遠けいえんされてきたのではないかと指摘してきされています。
金融きんゆうちょう資産しさん運用うんよう会社かいしゃ運用うんようりょく顧客こきゃくへの情報じょうほう開示かいじあり方ありかたにも課題かだいある指摘してきしているほか、▽金融きんゆう資産しさん運用うんようのリスクについてまな機会きかいすくなく、投資とうし教育きょういく浸透しんとうしていないことも欧米おうべいくらべて投資とうし資金しきんかない背景はいけいにあるとわれています。

ソース:NHK ニュース