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「北朝鮮は拉致被害者の即時帰還を」国連で決議採択
2018-11-16 01:04:46

国連で北朝鮮による拉致を非難し、被害者の即時帰還を求める決議が採択され、日本の別所国連大使は、北朝鮮に対話に応じるよう呼びかけました。
この決議は日本とEU=ヨーロッパ連合が14年連続で共同提案し、15日国連総会の委員会で採択されました。
採決を離脱した北朝鮮や中国など9か国を除く国連加盟国が賛成しました。
決議では北朝鮮について移動や表現の自由が奪われ、人権状況に改善は見られないと指摘しています。また拉致問題については「組織的な拉致を非難する。北朝鮮に対して拉致被害者の即時帰還を求める」としています。
採決に先立って発言した日本の別所国連大使は「拉致被害者とその家族が長年にわたって受けてきたとてつもない悲しみと苦痛を思えば、この問題は一刻を争う」と述べました。そのうえで「日本は相互の不信感を乗り越え二国間の懸案の速やかな解決に乗り出す準備ができている」と述べて、北朝鮮に対し、対話に応じるよう呼びかけました。
一方、北朝鮮のキム・ソン国連大使は、北朝鮮に人権問題はないと主張したうえで「朝鮮半島の恒久的な平和体制に向けた努力がなされ、和解と協力の雰囲気が醸成される中、今回、政治的批判と虚偽に満ちた決議が提案されたことに深い懸念と驚きを禁じえない」と述べて決議を拒否する姿勢を示しました。
採決を離脱した北朝鮮や中国など9か国を除く国連加盟国が賛成しました。
決議では北朝鮮について移動や表現の自由が奪われ、人権状況に改善は見られないと指摘しています。また拉致問題については「組織的な拉致を非難する。北朝鮮に対して拉致被害者の即時帰還を求める」としています。
採決に先立って発言した日本の別所国連大使は「拉致被害者とその家族が長年にわたって受けてきたとてつもない悲しみと苦痛を思えば、この問題は一刻を争う」と述べました。そのうえで「日本は相互の不信感を乗り越え二国間の懸案の速やかな解決に乗り出す準備ができている」と述べて、北朝鮮に対し、対話に応じるよう呼びかけました。
一方、北朝鮮のキム・ソン国連大使は、北朝鮮に人権問題はないと主張したうえで「朝鮮半島の恒久的な平和体制に向けた努力がなされ、和解と協力の雰囲気が醸成される中、今回、政治的批判と虚偽に満ちた決議が提案されたことに深い懸念と驚きを禁じえない」と述べて決議を拒否する姿勢を示しました。
河野外相「具体的な行動を」
河野外務大臣は談話を発表し、「決議が採択されたことを歓迎する。決議は、拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害についての国際社会の強い懸念の表れであり、北朝鮮に対し、決議に示された国際社会の声を真摯(しんし)に受け止め、拉致問題の早期解決や国際社会との協力に向けた具体的な行動をとるよう、引き続き強く求めていく」としています。
ソース:NHK ニュース