Hiện Furigana
ゴーン会長 株価連動報酬の40億円分 有価証券報告書に不記載
2018-11-20 19:16:55

みずからの報酬を有価証券報告書に少なく記載したとして逮捕された日産自動車のカルロス・ゴーン会長が、株価に連動した報酬を受け取る権利、40億円分を与えられながら有価証券報告書に記載していなかったことが関係者への取材でわかりました。東京地検特捜部はゴーン会長が巨額の報酬を隠そうとしていた疑いがあるとみて、詳しい経緯を調べています。
日産自動車の会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)は平成27年までの5年間に有価証券報告書にみずからの報酬を実際より50億円余り少なく記載していたとして金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
関係者によりますと日産自動車は自社の株価が基準よりも値上がりした場合、その差額を現金で受け取ることができる権利を役員報酬の1つとして導入していて、ゴーン会長は昨年度までの4年間にこの権利を合わせて40億円分、与えられていたということです。
こうした役員報酬について日産は平成23年以降、有価証券報告書に記載するようになりましたが、ゴーン会長に与えられた権利は全く記載していなかったことがわかりました。
特捜部はゴーン会長が巨額の報酬を隠そうとしていた疑いがあるとみて、不透明な資金の流れの全容解明を進めています。
関係者によりますと日産自動車は自社の株価が基準よりも値上がりした場合、その差額を現金で受け取ることができる権利を役員報酬の1つとして導入していて、ゴーン会長は昨年度までの4年間にこの権利を合わせて40億円分、与えられていたということです。
こうした役員報酬について日産は平成23年以降、有価証券報告書に記載するようになりましたが、ゴーン会長に与えられた権利は全く記載していなかったことがわかりました。
特捜部はゴーン会長が巨額の報酬を隠そうとしていた疑いがあるとみて、不透明な資金の流れの全容解明を進めています。
ソース:NHK ニュース