ＣＯ２し-お-つ-排出はいしゅつ量りょう 2.7％増ぞうの見通みとおし 研究けんきゅうグループが発表はっぴょう

地球ちきゅう温暖おんだん化か対策たいさくを話し合はなしあう国連こくれんの会議かいぎ「ＣＯＰ24」に合あわせて、世界せかい各国かっこくの科学かがく者しゃで作つくる研究けんきゅうグループは、ことしの世界せかい全体ぜんたいの二に酸化さんか炭素たんその排出はいしゅつ量りょうが前まえの年としに比くらべて2.7％増ふえるという見通みとおしを発表はっぴょうし、各国かっこくに対策たいさくの強化きょうかを呼よびかけています。

アメリカや日本にっぽんなど世界せかい13か国かこくのおよそ80人にんの科学かがく者しゃなどで作つくる研究けんきゅうグループは５ご日にち、石炭せきたんや石油せきゆなどの利用りようによる世界せかい全体ぜんたいの二に酸化さんか炭素たんその排出はいしゅつ量りょうについて、ことしの見通みとおしを発表はっぴょうしました。

それによりますと、ことしは371億おくトンに上のぼる見通みとおしで、前まえの年としよりも2.7％増ふえるとしています。このうち、世界せかい最大さいだいの温室おんしつ効果こうかガス排出はいしゅつ国こくの中国ちゅうごくは4.7％、２に位いのアメリカは2.5％、そして排出はいしゅつ量りょうが増ふえ続つづけているインドは6.3％と、主要しゅような排出はいしゅつ国こくは軒並のきなみ増ふえる見通みとおしです。

研究けんきゅうグループは、経済けいざい成長せいちょうに伴ともなうエネルギー需要じゅようの増加ぞうかが背景はいけいにあると指摘してきしていて、二に酸化さんか炭素たんその削減さくげんにつながる再生さいせい可能かのうエネルギーの導入どうにゅうやエネルギー効率こうりつの改善かいぜんが追おいついていないと分析ぶんせきしています。

この研究けんきゅう成果せいかは、ポーランドで開ひらかれているＣＯＰ24に合あわせて発表はっぴょうされ、各国かっこくが地球ちきゅう温暖おんだん化か対策たいさくの国際こくさい的てきな枠組わくぐみ「パリ協定きょうてい」のルール作づくりで合意ごういを目指めざす中なか、対策たいさくの強化きょうかを呼よびかけています。

ソース：NHK ニュース