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雅子まさこさま 55さい誕生たんじょう国民こくみんしあわのためちからくす

2018-12-08 15:05:32

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皇太子こうたいし雅子まさこさまはきゅうにち、55さい誕生たんじょうむかえられました。
雅子まさこさまは誕生たんじょうにあたって文書ぶんしょ感想かんそうせられました。

雅子まさこさまは冒頭ぼうとうで「平成へいせいねん皇室こうしつがりましてから26かいなる今年ことし誕生たんじょうを、平成へいせい最後さいご誕生たんじょうとして、ふか感慨かんがいとともに、あるたねさびしさをかんじながらむかえようとしています。25ねんあま日々ひび振り返ふりかえりつつ、りょう陛下へいかが、おおきな責任せきにんになわれながら、どれほどふか国民こくみんしあわくに安寧あんねいねがわれ、お力おちからくしていらっしゃったかということをあらためておもい、敬意けいい感謝かんしゃ気持きもいちはいになります」とべられました。

そのうえで「このさき日々ひびおもいをせますと、わたしどれほどのおやくてますのか心許こころもとない気持きもいたしますが、これまでりょう陛下へいかのなさりようをお側おそば拝見はいけんさせていただくことができましたしあわこころかてとしながら、これからりょう陛下へいかのおみちびきをあおぎつつ、すこでも皇太子こうたいし殿下でんかお力おちからになれますよう、そして国民こくみんしあわせのためにちからくしていくことができますよう、研鑽けんさんみながらつとめてまいりたいとおもっています」とつづけられました。

つづいてことしいちねん振り返ふりかえり、人々ひとびと元気げんきづけられた出来事できごととしてピョンチャンオリンピック・パラリンピックでの日本人にっぽんじん選手せんしゅ活躍かつやくなどげる一方いっぽうで「大変たいへん残念ざんねんなことに、今年ことしおおくの自然しぜん災害さいがい見舞みまわれたとしでした」とべ「東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいふくめ、各地かくち被災ひさい地域ちいき復興ふっこうに、殿下でんかとご一緒いっしょながこころせていきたいとおもいます」としるされました。

またどもの虐待ぎゃくたいどもの貧困ひんこん内戦ないせん紛争ふんそうともな難民なんみん問題もんだい地球ちきゅう温暖おんだん環境かんきょう汚染おせん国際こくさい社会しゃかい課題かだいとして取り上とりあげ、「社会しゃかいてきよわ立場たちばある人々ひとびとふくめ、すべひと安心あんしんしてらすことのできる社会しゃかい実現じつげんしていくことや、このかけがえのない地球ちきゅう健全けんぜんかたち将来しょうらい世代せだい引き継ひきついでいくために、わたしたちがなにをすべきなのか、それぞれ真剣しんけんかんがえていくことが必要ひつよう時代じだいになっているのではないかとかんじます」とつづられました。

雅子まさこさまは最後さいごに、ことし6月ろくがつ結婚けっこんから25ねんの「ぎんこん」をむかえたことにれ、「本当ほんとうたくさんほうたすけ、ささえていただいてまいりましたことをあらためて思い返おもいかえし、感謝かんしゃ気持きもあらにしています」としるし、「引き続ひきつづ体調たいちょう快復かいふくつとめながら、できるかぎりの公務こうむちからくすことができますよう、努力どりょくつづけてまいりたいとおもっています」とべられました。

雅子まさこさま これまでのあゆ

雅子まさこさまは平成へいせいねん6月ろくがつきゅうにち皇太子こうたいしさまと結婚けっこんされました。

アメリカのハーバード大学だいがく卒業そつぎょうし、外交がいこうかんとして活躍かつやくされていた雅子まさこさま。
皇太子こうたいしさまとのこいは、当時とうじおおきな注目ちゅうもくあつめました。

皇居こうきょおこなわれた「結婚けっこん」につづいて、まいある赤坂あかさか用地ようちまでオープンカーでパレードされ、沿道えんどうには20まんにんちかめかけました。

いちか月かげつ宮中きゅうちゅうばんさんかいで、雅子まさこさまは皇太子こうたいしとして国際こくさい舞台ぶたいにデビューし、もと外交がいこうかんのキャリアかして外国がいこく首脳しゅのう懇談こんだんされました。

翌年よくねん雅子まさこさまは皇太子こうたいしさまとともにはじめて外国がいこく公式こうしき訪問ほうもんのぞみ、中東ちゅうとうよんか国かこくまわって国際こくさい親善しんぜんつとめられました。

平成へいせいななねん阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさい発生はっせいしたさいには、外国がいこく訪問ほうもん日程にってい繰り上くりあげて帰国きこくし、はじめて被災ひさい見舞みまわれました。

雅子まさこさまは記者きしゃ会見かいけんなどで「むずかしい境遇きょうぐうかれている人々ひとびとや、さまざまな困難こんなん直面ちょくめんしているどもたちに、つねこころせていきたい」とべられてきました。

東京とうきょう都内とない児童じどう養護ようご施設しせつ乳児にゅうじいん視察しさつしたほか女性じょせい留学生りゅうがくせい支援しえんする団体だんたい式典しきてんいちにん出席しゅっせきしておことばをべられたこともありました。

結婚けっこんからはちねんがたった平成へいせい13ねん12つき待望たいぼうお子おこさま、長女ちょうじょ愛子あいこさまを出産しゅっさんされました。

しかしそのねん雅子まさこさまは体調たいちょうくず療養りょうよう生活せいかつはいられました。
れない環境かんきょうおおきなプレッシャーのなかで、公務こうむ子育こそだてによる心身しんしんつかをためられていたのです。

宮内庁くないちょうは「適応てきおう障害しょうがい」という診断しんだん結果けっか公表こうひょう
皇太子こうたいしさまは記者きしゃ会見かいけんで、雅子まさこさまに寄り添よりそささつづける決意けついべられました。

皇太子こうたいしさまいちにんでの公務こうむ日常にちじょうするなか平成へいせい17ねん愛知あいちけんひらかれた「あい地球ちきゅうはく」では、雅子まさこさまも会場かいじょう視察しさつし、いちねんはちか月かげつぶりに地方ちほうでの公務こうむのぞまれました。

一方いっぽう雅子まさこさまは、母親ははおやとして愛子あいこさまの成長せいちょうささつづけられました。
愛子あいこさまが通学つうがく不安ふあんかんいだかれていたころには、連日れんじつ学校がっこう付き添つきそなど対応たいおうくされました。

雅子まさこさまは体調たいちょうなみがあり、公務こうむかさねられるのがむずかしい状況じょうきょうつづきますが、平成へいせい23ねん東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい発生はっせいすると、ご夫妻ふさいおおきな被害ひがいけた東北とうほくさんけん相次あいついでおとずれ、避難ひなん生活せいかつつづける被災ひさいしゃはげまされました。

そして平成へいせい25ねん4月しがつ雅子まさこさまにとって11ねんぶりの外国がいこく公式こうしき訪問ほうもんとなったオランダへの訪問ほうもん実現じつげんし、回復かいふくけたおおきないち踏み出ふみだされました。

ことし、結婚けっこんから25ねんの「ぎんこん」をむかえられた雅子まさこさま。
体調たいちょうくずして以来いらいはじめて全国ぜんこく赤十字せきじゅうじ大会たいかい出席しゅっせきし、あき園遊会えんゆうかいでも最後さいごまで行事ぎょうじのぞまれました。

皇太子こうたいしさまにあたたかく見守みまもられながら、努力どりょく工夫くふうかさねて体調たいちょうととのすこずつ活動かつどうはばひろげられています。

医師いしだん依然いぜんとして快復かいふく途上とじょう

宮内庁くないちょうは、体調たいちょうくずされてから15ねんになる雅子まさこさまについて、治療ちりょうにあたっている医師いしだん見解けんかい公表こうひょうしました。

医師いしだんは、雅子まさこさまがことしよん地方ちほう訪問ほうもんつとめたことや、15ねんぶりに全国ぜんこく赤十字せきじゅうじ大会たいかい出席しゅっせきされたことなどげ、「活動かつどうひとひと着実ちゃくじつ積み重つみかさねていらっしゃることが妃殿下ひでんか自信じしんとなり、結果けっかとして活動かつどうはばひろがりにつながってきていることはのぞましいこととかんがえております」と説明せつめいしています。

その一方いっぽうで「依然いぜんとして快復かいふく途上とじょうにいらっしゃって、体調たいちょうにはなみがおありです」とし、「来年らいねん重要じゅうよう一連いちれん行事ぎょうじもおありでいそがしくなられますが、無理むりをされず、周囲しゅうい方々かたがた理解りかい支援しえんをおけになりながら、これまで同様どうよう治療ちりょうつづけていただくことが大切たいせつです」としるし、引き続ひきつづあたたかく見守みまもってほしいというかんがしめしています。
ソース:NHK ニュース