Hiện Furigana
インドネシア津波 噴火のあと火山の高さが3分の1に
2018-12-30 05:15:32

インドネシアのスンダ海峡で、今月22日に発生した津波について、火山の噴火によって大量の土砂が海に流れ込んだのが原因だという見方が強まる中、インドネシアの地質当局は、この火山が一連の噴火のあと3分の1の高さになったという観測結果を明らかにしました。
今月22日、インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間で発生した津波では、これまでに431人の死亡が確認され、15人が行方不明になっています。
この津波をめぐっては、スンダ海峡にある火山、アナック・クラカタウが噴火して大量の土砂が海に流れ込んだのが原因だという見方が出ていて、日本の国土地理院も衛星のデータを解析し、山が大規模に崩れる「山体崩壊」が起きた可能性を指摘していました。
火山を監視しているインドネシアの地質当局が、このほどアナック・クラカタウを詳しく観測したところ、噴火前は338メートルあった高さが、一連の噴火の後は110メートルと3分の1になったことが分かり、山が大規模に崩れたという見方を裏付ける結果となりました。
アナック・クラカタウでは、今も活発な火山活動が続いていて、インドネシア政府が津波の被害を受けた地域の住民に海岸に近づかないように呼びかけるなど、新たな津波に対する警戒が続いています。
この津波をめぐっては、スンダ海峡にある火山、アナック・クラカタウが噴火して大量の土砂が海に流れ込んだのが原因だという見方が出ていて、日本の国土地理院も衛星のデータを解析し、山が大規模に崩れる「山体崩壊」が起きた可能性を指摘していました。
火山を監視しているインドネシアの地質当局が、このほどアナック・クラカタウを詳しく観測したところ、噴火前は338メートルあった高さが、一連の噴火の後は110メートルと3分の1になったことが分かり、山が大規模に崩れたという見方を裏付ける結果となりました。
アナック・クラカタウでは、今も活発な火山活動が続いていて、インドネシア政府が津波の被害を受けた地域の住民に海岸に近づかないように呼びかけるなど、新たな津波に対する警戒が続いています。
支援物資の輸送は難航
インドネシアの防災当局によりますと、津波で大きな被害を受けたジャワ島西部の沿岸部を中心に、現在も4万6000人余りが避難生活を送っているということです。
被災地では道路が寸断され陸路で支援物資を運び込むのが難しい地域もあり、今も多くの避難所で食料や飲料水、毛布などが不足しています。
政府はこうした地域に物資を届けるため重機を使って道路の復旧を急いでいるほか、海軍の艦船を使った物資の輸送も始めていて、被災地の港では兵士が船から食料や毛布などをおろす姿が見られました。
しかし、被災地では悪天候が続き海も荒れていることから、物資の輸送は難航しているということで、被災者は不安の中で年の瀬を迎えています。
被災地では道路が寸断され陸路で支援物資を運び込むのが難しい地域もあり、今も多くの避難所で食料や飲料水、毛布などが不足しています。
政府はこうした地域に物資を届けるため重機を使って道路の復旧を急いでいるほか、海軍の艦船を使った物資の輸送も始めていて、被災地の港では兵士が船から食料や毛布などをおろす姿が見られました。
しかし、被災地では悪天候が続き海も荒れていることから、物資の輸送は難航しているということで、被災者は不安の中で年の瀬を迎えています。
ソース:NHK ニュース